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バラを植える

一度。やってみたかったのです
洋画で出てくるお話。

思いません?   入ってみようって。

そこに入る方法は二つ。

花を買ってくる。
しかし湯舟を花だらけにするには
お気に入りの花を見つけるのが大変。

それでは自分で育てる。

育てたことがない。

簡単な菊の花も咲かせたことがない
庭に花は植えない。
草取りが面倒になるからいやだ。
自分で取る訳がない。
前の家の人に頼んである

どうせ何もできないよね?  逆らわない。
そうして何年も暮らした。

今回何故、バラのお風呂になったかわからないが
やった見ることにした。

20メートル四方のフェンスにバラを植える。

正面に黄色
左にイングリッシュローズピンク色
奥に真っ赤な色
右側、赤で大きな花

それぞれ10鉢買ってきた。

植え方を知らない。
肥料を知らない。
水やりも知らない

私は着物をはしょて長襦袢の裾を見せて
赤い長靴でやっている。
着物だから、襷をかけて日本手ぬぐいをかぶり

バラの穴掘りをする

通る車の人たち異様な物を見たと思ってブレーキをかける。

そうだ。今どき着物で襷掛けの女は見ない。

恥ずかしげもない。

ここに来る時に決めた。着るものを。
着物で襷掛けと。

 4年くらいやっていた。
毎日着物で通した。
これにはコツがあった。
洋服生地で作った。

選択ができる。これが一番。
私は縫えた。自分の寸法で身体に合わせて作ってある

というわけでバラを育てた。
結果で言えば大成功。
20メートル四方バラのはなでいっぱいになった。

香りも素晴らしかった。
多分、あれが花の香りに酔うということだと思いました。

お風呂にも何回も入りました。

辞めてくるときに数本のバラを移動してきました。

そこで今も咲いているようです。
ただ、私がどう面倒を見たかは知らないので
普通に咲いているようです

綺麗な花を観賞するにはそれなりの思いがあるようでした。

ありがとうございます
今日も一日良い日でありますように。


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