HP用4 ペイテムを使う事によって得られる効果
1-1.見積もりソフトを使っている会社
1-2.見積もりソフトを使っていない会社
2-1.経費だった部分を売り上げに転嫁する事による実質値上げ
2-2.設備の入れ替え検討時にランニングコストの試算が出来る
2-3.作業担当者に原価意識を持たせることでロスを減らす
2-4.個人顧客に対しての印象
3-1.対保険会社や、保険会社側のメリットも
4-1.塗料販売店にとってのメリット
1-1.見積もりソフトを使っている会社
「既存の塗装材料費算出の仕組みの矛盾点とペイテムの実数計算が必要な理由」で説明致しました通りなのですが、レバレートが大きいからといって損益が出ないことは無いですので注意してください。
塗色によってや塗装種別に関係なく、塗料の価格は様々です。
「ペイテムだからこそ根拠のある請求価格で利益率が大きい仕組み」で説明の通りで、見積もりソフトでは良くても「微々たる利益を生むときが有る」くらいの事で、ペイテムの実数計算の様にしっかりとした利益は生めません。
ペイテム導入により年間仕入価格(設備費は除く)の約2~2.5倍の売り上げ増が見込めます。
例えば、年間に500万円の仕入が有ると、今までは500万円も回収は出来ていません。
これが少なく見積もって、1000万円~1250万円程度の売り上げになると予測しています。
1-2.見積もりソフトを使っていない会社
この場合は請求先に関係なく、良くても特殊原色を使うときのみ請求しているような状態で有ると思います。
材料費としてほぼ請求していない現状を考えると、見積もりソフトを使っている会社よりも目に見えていなかった損益の差は更に大きい物になります。
この場合は、ペイテム導入により年間仕入価格(設備費は除く)の約2.5~3倍の売り上げ増が見込めます。
例えば、年間に500万円の仕入が有ると、今までは500万円は全額ただの経費です。
これが少なく見積もって、1250万円~1500万円程度の売り上げになると予測しています。
全額経費の時から考えると最大で、1750万円~2000万円の差額という事になります。
2-1.経費だった部分を売り上げへと転嫁する事による実質値上げ
この業界の場合、各種仕入価格や人件費の上昇で価格の見直しの対象になるのはまず、工賃ですよね?
それも良いとは思うのですが販売先への説明で快く納得してもらえますか?
物価上昇による仕入価格の上昇に対しては、その作業で必要になった塗料や副資材を販売する形で補えますし、これは実質の値上げであり、お客様は工賃の値上げよりもきっちりとした明細書が有ることによって納得してくれます。
工賃の値上げは材料費で不足する部分を補える分の値上げで済むとは考えられないでしょうか?
2-2.設備の入れ替え検討時にランニングコストの試算が出来る
ペイテムは塗料の入れ替えや、新たな導入時にも役立ちます。
塗料の高い、安いを仕入時の価格だけを見て判断しがちですが、果たして仕入単価が高いからといって本当にランニングコストは悪いのでしょうか?
BSR等で板金工場の新規立ち上げの記事や、ボディーショップのHP等を見ていると、水性と油性を使い分けているところも多く成っています。
ですが、その使い分け方と、水性と油性を使い分ける狙い、に疑問を感じます。
多くは安価な依頼には油性塗料。そうで無い依頼には水性塗料。としている様に見受けられます。
原価が高いか安いかは作業効率を考える必要も有りますが、塗料自体の隠蔽性能が大きく作用します。
確かに外資系の塗料の単価は高いですが、使用量が圧倒的に少なく済むことも多いです。特に近年の水性塗料の隠蔽瀬能には目を見張る物が有り、塗料単価が割高でも、結果としてコストは安く済んでいる可能性はかなり大きいです。
ブランディングや経営戦略を組み立てる際にも、根拠の有る的確な判断で、狙い通りの効果を生むために使えます。
ただし、調色データの閲覧が契約後でなければ見られない塗料メーカーも存在しますので、塗料販売店との交渉は必要になるとおもいます。
2-3.作業担当者に原価意識を持たせることでロスを減らす
ペイテムでは会員向けに、システムをフル活用して貰うための「材料の記録シート」(見本は下の画像)を使って貰えるようにしています。
車毎の作業指示書と同じような物です。
作業従事者で無くてもペイテムの操作や伝票作成が出来る程簡単なのですが、作業者自身が入力する事によって、価格感が身につき塗料に付き物の廃棄を減らす効果が得られると予測しています。
ある程度の廃棄は出ますが、担当者によって過剰な廃棄が有ることもありますよね?
ペイテムが有るからと言って過剰な廃棄分まで請求する形では修理費用がとても高価に成ってしまいますのでご注意ください。
2-4.個人顧客に対しての印象
自分自身が消費者という目線で考えましょう。
買い物をして高くても、安くても納得できるのは、自分自身が商品やサービスを選び、レシートが発行されるからではありませんか?
純正部品に対して値引き交渉する人が居ないのは、メーカーが設定している定価が存在するのと、純正部品のレスの小ささが世間に認知されているからです。
その反面、不透明で常に価格交渉の標的は工賃です。ですがこの部分をクリアーにしていくことは難しいです。
材料費とは、純正部品や、オイル交換時のオイル代と同じ性質のものですので、自分の依頼に対して使用した材料の明細が有ればお客様にも喜んで貰えると思います。
3-1.対保険会社や、保険会社側のメリットも
板金塗装店にとって都合の良いシステムでは無く、保険会社にとってもメリットはあります。
大多数の板金塗装店と、保険会社のアジャスター。
お互いに塗料や副資材の価格を把握出来ていない物同士が交渉しても、その交渉に根拠は無く時間が無駄で、答えすら出ることは有りません。
双方ともに分かっていないのですから。
このシステムの導入により、しっかりとした塗料と副資材の明細が出ることにより感覚や憶測の部分は無くなり明確に成ります。
お互いに無駄な時間と交渉をする必要は無くなり、業務の効率化が進むことになります。
4-1.塗料販売店にとってのメリット
私が塗料販売店の立場なら、材料費高騰によって利益を圧迫されている板金塗装店の為にこう考えます。
1.板金塗装店が塗料や副資材をしっかりと売り上げにし、利益を生めたな ら私たちの販売する材料の価格の重要性は下がるのでないか?
2.板金塗装店が利益を確保出来るから、我々にも更なる利益が生まれるのではないか?
3.塗料の入れ替えや追加導入の前段階でランニングコスト面について具体的な数字を提示出来れば、現在との比較も容易で板金塗装店のブランディングや経営戦略のお手伝いが出来るのではないか?
4.ランニングコストを下げる事が出来るプランを提案出来る事によって、水性塗料やその他塗料の販売数を伸ばすことが出来るのでは無いか?
5.今までは塗料メーカーの資料に基づいての情報だけ、板金塗装店へ伝えていたコスト面の事でのトラブルを減らせないか?(ランニングコスト減が目的の導入で思うような効果が得られなかったということがありますよね?)
最後に、板金塗装店とシステム開発者の立場で思うことを書きます。
板金塗装店は仕入れて在庫の物が売り上げになり、利益を生むので有れば仕入単価は常識外れでなければ幾らでも良いと、私個人は思っています。
システム開発者の立場で痛感した事。
全ての、とは言いませんが、塗料販売店は我々板金塗装店をエンドユーザーとして認識しており、板金塗装店が自分たちが販売した商品によって利益を上げることまでは考えてくれていないし、自分たちの会社が利益を生めれば良いと思っている様に感じる事が営業や交渉をする中で幾度となく有りました。
板金塗装店が利益を上げられれば塗料販売店の売り上げや利益も上がるという考え方が出来るので有れば、塗料販売店が顧客にペイテムを紹介していく動きが今後見られるとおもいます。
残念ながら、現在ペイテムの宣伝を業界紙やSNS、部品商で行っているのは、塗料販売店の消極的さ、からそうなっています。
本当に顧客である板金塗装店の事を考えるなら、自社の顧客にこのシステムを普及させることを考えてみて頂きたいです。
案内を受け使ってみた板金塗装店から、御社に対しての評価が上がることは間違いないです。
我々、板金塗装店はペイテムのような利益直結型の商品の営業を待っているのです。
本当に役立つ商品ですので、上記に共感できるのであれば直接的な利益に成る商材となり得ますので、ご自由にお使いください。