櫟田裕樹

主に自動車車体整備事業者様、また元請けとなる自動車関係の事業者様向けに経営に役立つ情報…

櫟田裕樹

主に自動車車体整備事業者様、また元請けとなる自動車関係の事業者様向けに経営に役立つ情報と、利益に直結するシステム開発を行っていますので、その情報を無料で発信していきます。2023年3月か4月に特許出願を行った後にWEBページでシステム公開となる予定です。

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自己紹介

2004年、26歳の時に兵庫県川西市で自動車板金塗装の開業。 2023年現在時点で19年間事業を継続し、この業界に関わり27年となります。 この業界で板金塗装の職人の立場と、経営者の立場を経験していく中で、これからここでご紹介していく自動車補修用塗料の計算システムがどうのように出来上がっていったのかを説明させて頂きます。 はじめにぼんやりと原価管理の必要性を感じ始めた時期は2018年の価格改定の時でしたが、そのときはアイデアが浮かばずに流れていました。 2022年より社内

    • システムの定義と計算部分の変更

      多くの方にお使い頂き誠にありがとうございます。 見積ソフトの定める要件により重複請求になる可能性が見つかりましたので修正を行います。 アジャスターとの交渉が苦手な方にも使いやすくする為と、見積ソフトの定める利益率へと変更する事により、アジャスターとの交渉の必要性を限りなく抑えられるシステムへの変更を行う事になりました。 この変更に伴い、仕入価格ベースのシステム(日本ペイント、関西ペイント、大日本塗料、イサム塗料、シッケンズ、アクサルタ)は参考価格より業販価格(7掛け等)での請

      • Paitem(ペイテム)の操作手順

        新規登録から、帳票出力までの操作手順を説明していますので参考にして下さい。

        • HP用9 同じ値上げでも原因が工賃と、部品や材料費で印象が違う?

          物価上昇、価格改定、値上げ、これを喜ぶ消費者はいないですよね? ですが私たち一人一人が社会の流れに身を任せ、受け入れる風潮で有ることは事実です。 私にとって、価格交渉をされることが無い。という声があるとすると、羨ましい限りです。 弊社でもこのシステムを運用し始める前に工賃の値上げをしましたが、その場で金額の返事をする機会も多く、実際はそんなに値上げの効果を得られていない。といった事も有ると思います。 工賃という作業に対する対価にも係わらず値下げ交渉の対象は必ず工賃の部分で

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        自己紹介

          HP用8 ペイテムの月額料金がどれだけ安いかが分かる資料

          ペイテム 月額プラン 1.スタンダードコース  3.300円(塗料代のみ) 2.オプションコース   4.400円(塗料代+副資材) 3.フルオプションコース 8.250円  (御社の仕入価格で専用のシステムを提供します) ※フルオプションコースは今後展開していきますが、発売時期は未定です。 見積もりソフトを導入しているか、いないか、で多少結果が変わるので、今回は見積もりソフトを導入している前提で話を進めたいと思います。 (見積もりソフトが有る場合、材料費が多少含まれるので

          HP用8 ペイテムの月額料金がどれだけ安いかが分かる資料

          HP用7 自社で原価計算のシステムを持っていても、ペイテムを使う方が有利な点

          今回は圧倒的少数派と思われますが、意識が高く既に社内用で原価計算のシステムを構築されている会社に向けて書きます。 既に「ペイテムだからこそ根拠のある請求価格で利益率が大きい仕組み」で少し触れています。「塗料と副資材の原価計算結果と請求価格の例で利益率の大きさを確認」では、実際の計算結果を載せていますので、併せてお読みください。 社内用にシステム構築しているにも関わらず、原価プラス20%~30%の価格で請求する事に成っていませんか? 見積もりソフトの規定によりこの利益率は決ま

          HP用7 自社で原価計算のシステムを持っていても、ペイテムを使う方が有利な点

          HP用6 塗料の原価計算結果と請求価格の例で利益率の大きさを確認

          今回はペイテムでの塗料の計算結果を元に、どのくらいの利益がでるのか?を説明したいと思います。 まず前提として、 1.同じ塗色(日産KAB、トヨタ3R3、トヨタ070パール)  2.同量(4000グラム)  上記の条件で見たいと思います。 見積もりソフトとの比較も行いたいのですが、塗色と塗装範囲による使用想定量の判断ができない部分がありますので、上記条件でお願い致します。 日本ペイントのアドミラ、イサム塗料のアクロベース、関西ペイントのハイブリッド、シッケンズのオートベースプ

          HP用6 塗料の原価計算結果と請求価格の例で利益率の大きさを確認

          HP用5 ペイテムを使う事のデメリット

          このデメリットについて、過去には複数考えられる事はありました。 1.地方ならでは問題 例えば地方で顧客の多くが年配の方という条件であれば、ペイテムを導入することにより1件だけ周囲の店と比べ価格が高くなってしまうので、顧客離れが心配。という事です。 この話を聞いた当初はそうだなと思いましたし、現在もそう思う部分はあります。 ですが、材料費の値上げ頻度は思っているよりも早く、この先数年は現在の値上げ頻度は衰える事が無いように感じます。 電気料金の値上げで生産ラインのコストは確実

          HP用5 ペイテムを使う事のデメリット

          HP用4 ペイテムを使う事によって得られる効果

          1-1.見積もりソフトを使っている会社 1-2.見積もりソフトを使っていない会社 2-1.経費だった部分を売り上げに転嫁する事による実質値上げ 2-2.設備の入れ替え検討時にランニングコストの試算が出来る 2-3.作業担当者に原価意識を持たせることでロスを減らす 2-4.個人顧客に対しての印象 3-1.対保険会社や、保険会社側のメリットも 4-1.塗料販売店にとってのメリット 1-1.見積もりソフトを使っている会社 「既存の塗装材料費算出の仕組みの矛盾点とペイテムの実数計算

          HP用4 ペイテムを使う事によって得られる効果

          HP用3 ペイテムだからこそ根拠の有る請求価格で利益率が大きい理由

          1.言葉の定義 まず、言葉の定義をしておきます。 調合、調合作業 = 塗料を混ぜ合わせる事 調色 = 俗に言う色合わせの事 調色品 = カラー番号を指定しメーカーから取り寄せる塗料の事 料率 = ペイテムで使用している18個の区分の事 2.請求価格となる価格の根拠 ペイテムでは、ある塗料メーカーの調色品を商社から仕入れた時の価格をベースにしています。 自社の在庫塗料で作った場合の原価を、18個の料率を設定し、その各料率毎に定めた目標値の近似値になる倍率を計算し、調合時の原価

          HP用3 ペイテムだからこそ根拠の有る請求価格で利益率が大きい理由

          HP用2 既存の塗装材料費算出の仕組みの矛盾点とペイテムの実数計算が必要な理由

          1.初めに 主に保険会社とのやりとりで発生する塗装材料費が高いのか安いのか問題。 ペイテムで正確な原価を知ることが出来る私からすると、大多数の板金塗装店とアジャスターの全てが、高い安いの判断材料もなく分からずに感覚で交渉しても折り合いが着かない事は当然なのかなと思います。 そして、現在主流の塗装材料費算出の仕組みと矛盾点に双方とも気付いていますか? 私はペイテムで計算することより、交渉がスムーズになることを経験していいます。 アジャスター側は全塗料メーカー、全ての塗料の価格を

          HP用2 既存の塗装材料費算出の仕組みの矛盾点とペイテムの実数計算が必要な理由

          HP用1 なぜ、Paitem(ペイテム)を作ったの?

          Paitem (Paint Pricing System) ペイテム 1.概要 塗料や副資材の仕入価格の上昇が主な理由ですが、コロナと戦争、今後の日本経済の動向や税制の改定により、今後も定期的な価格改定が行われる事が容易に想像できたからとなります。 2.1台毎、売り上げ種別毎の利益を知る 弊社では、以前より板金塗装用の見積もりソフトは使わずに、1台毎の「部品の利益」「外注の利益」「諸費用の利益」「工賃の利益」など、各項目毎に原価と利益と在庫数を把握出来る見積もりソフトを使

          HP用1 なぜ、Paitem(ペイテム)を作ったの?

          塗料の値上げについて思うこと

          私の個人的な意見で、賛同出来ない方もいらっしゃると思いますが思い切って書いてみます。 2022年には自動車補修用塗料を取り扱う、多くのメーカーが価格改定を実施し、概ね10%程度の値上がりだったと思います。 このときの改定理由は「戦争とコロナによる原材料費の高騰」だったのではないでしょうか? 原材料費、言わば経費が上がっているにも係わらず、過去最高純利益を決算報告している企業もあり、2021年と比べ増益となっているところが殆どです。 (塗料メーカーの決算については「塗料メーカ

          塗料の値上げについて思うこと

          レバレートにメスを入れられない理由

          前回、前々回の最後に触れたレバレートと、赤字を垂れ流すシステムについてお話ししていきます。 皆様も周知の事実かと思いますが、塗料の材料費の算出方法やレバレートの算出基準をお話しするには、この業界の鈑金塗装店と保険会社との関係性を無視しては進めません。 見積もりソフトが誕生する以前、鈑金塗装店は職人の感覚により工賃の設定を行っていた時代が有ります。 これはこれで今の時代にはそぐわない事だとは思いますが、しっかりとした利益を生み給料の面でも整備士と違い良い給料を手にしている職人

          レバレートにメスを入れられない理由

          自動車補修用塗料価格計算システム ペイテムを使うメリット

          前回は、計算システムの紹介の触りの部分についてお話ししましたが、今回は掘り下げた活用方法についてお話ししていきます。 見積もりソフトメーカーや鈑金塗装業界の感覚では、ソリッドよりもホワイト系3コートパールの方が材料費が高いと思い込んでいると思います。 この部分については全くそうでは無いことが計算すれば判ります。 090等の高濃度パールは除きますが、一般的なホワイト系3コートパール(カラーベースとパールベースを合算しても)よりも、ホワイト系ソリッドを除く赤黄青などのソリッドの

          自動車補修用塗料価格計算システム ペイテムを使うメリット

          見積もりソフトの塗装材料費

          自動車鈑金塗装業界(車体整備業界)が抱えている問題の1つである、塗料代(材料費)についてお話をしていこうと思います。 コロナウイルスが世界的に蔓延し、ロシアとウクライナの戦争や円安が原因とされる塗料を含む、日々の業務に不可欠な材料費の高騰は、経営を圧迫する要因の1つに過ぎず、過去に私達が行ってきた丼ぶり勘定感覚での価格提示では賄いきれなくなっています。 時代の移り変わりにより、お客様に対しての作業内容と価格の説明においても、到底根拠のある説明や価格提示は不可能です。 そして

          見積もりソフトの塗装材料費