塗料の値上げについて思うこと
私の個人的な意見で、賛同出来ない方もいらっしゃると思いますが思い切って書いてみます。
2022年には自動車補修用塗料を取り扱う、多くのメーカーが価格改定を実施し、概ね10%程度の値上がりだったと思います。
このときの改定理由は「戦争とコロナによる原材料費の高騰」だったのではないでしょうか?
原材料費、言わば経費が上がっているにも係わらず、過去最高純利益を決算報告している企業もあり、2021年と比べ増益となっているところが殆どです。
(塗料メーカーの決算については「塗料メーカー 決算」などのキーワードで検索すれば確認出来ます)
企業として利益が膨らむことは良い事だと思います。
そして2023年になり次は輸送費の高騰により2023年6月現在、2メーカーが価格改定との事で、年末に向け価格改定を実施するメーカーは増えると思います。
そして2024年にも、2025年にも輸送費を理由とした価格改定が実施されると思いますが、この値上げ分はきっちりと運送業界の輸送費として循環するのでしょうか?
今後の輸送費の上昇に向けて、値上げ幅を調整するため、急激な値上げによる市場の混乱を防ぐための調整、もしくは増税に対する備え、なのでしょうか?
事実として、自動車補修用塗料の輸送を行っている会社の社長さんにお話を伺ったところ、「運賃は一切上がっていない」それどころか、[価格交渉用に経費等の資料提出をしても上げて貰えない」との回答でした。
私個人的には、塗料の価格が上がってもかまいませんし、仕方無い事で有るという認識で居ますが、値上げした理由が輸送費なので有れば自社の純利益を上げるためでは無く、運送業者に利益をもたらす様に使って頂きたい!
物流が滞る事になれば困らない人は居ないのですから。
数年の間は自動車補修用塗料の価格も、その他の物価と同様に必ず上昇し続けるでしょう。
ですが、自動車補修用塗料においては実数計算方式での請求が可能なソフトウェア(ペイテム)が近々発売されます。
価格改定が有ればその価格をなるべく早くシステムに反映させて参りますので、今後予測される急激な物価上昇にも不安を抱くことは有りません。
物価上昇に対応しながら、販売価格と利益の最適化、業界の衰退を食い止める一手になれるよう、ペイテム開発チーム一丸となって取り組んでいます。
最後に、ペイテムというシステムが1件でも多くの板金塗装業の方に届くよう皆様のご協力をお願い申し上げます。
2023年6月1日 公開予定2023年7月1日 発売予定
自動車補修用塗料価格計算システム ペイテム
月額3300円~(税込み)のサブスクリプションでの販売を予定しています。