頑張れなくなった大学院生の話

 就活は終わったM2です。あと細胞実験と動物実験が終われば論文書いて終わりなんです。でもここにきて頑張れなくなってしまいました。毎日が絶望、朝がこないでほしい、寝られない、起きられない、そんな自分に嫌気がさしてもっと自分が嫌いになって、生きてるのが嫌で、はやくいなくなりたくて生きてる意味も分からなくて。何で私生きてるんだろう。

 思えば入学してから頭が一回も休まっていません。寝ても夢の中で実験して、失敗して、起きて大量のいやな汗かいてて起きたらおきたで今日の実験を考えて。すごい研究をしてるわけじゃないのに、別に難しいことをしてるわけじゃないのに、なんでこんなにできなくて頭悪くて、誰にも誇れない自分でいるのがつらい。物事を後回しにできない性格がむしろたたっているのかもしれません。休むことが下手な人間は院生には向いていません。物理的な休憩時間ではなく、短時間でも頭を空っぽにして罪悪感なく休むことができる人間はとっても向いていると思います。私はそれができず急に限界を迎えて、体が動かなくなって、休んで休むことに罪悪感を覚えてもっと無理になっています。早く死にたい気持ちです。何でここまで来ちゃったんだろう。
 
 結果が出れば楽しいです。でもやっぱ苦しいです、研究者って本当に変わり者だと思います。何も楽しくなくて、自分が好きになれそうにありません、早く終わればいいなってずっと思いながら息をしてる。
 
 私生活もうまくいってなくて、人間界向いてないなって。でも私に対して不誠実な態度とったやつの不幸だけは願いつつ、この世のわたしの敵すべてを呪いつつ、怒りをエネルギーに変えて、生きたいなって思います。人にやさしくしてる自分がいいなって思ったけど世の中いい奴なんて生きていけないから、もっと自己中に。がんばろ、いい死に方ができるように。

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