ソラニンって解散した推しグルに思いを馳せるような曲だっけ?
アジカンのソラニンは昔から知っていたけれど。あの頃の自分にはそんなに刺さらなかったみたいで全然聞いていなかったのに。今になって聴き狂っていることに、いろんな意味で大人になったんだと更ける。この曲の良さがわからなかった頃に戻りたい。
推しのグループが解散した。というか、ジュニアだから解散もクソもないらしい。嘘でも8年も続いたグループなのに。昨今世間を騒がせているジャニーズだからあまり大きな声では言えないが、私はジャニー喜多川が性被害をしていようがしていなかろうが、彼の、ジジイの作るエンターテイメントが好きだったしそれしか信じてこなかった。けど、その欠片もなくなってしまった。中学三年生に人生の全てが終わってしまった私に突然手を差し伸べてくれたアイドルだった。選んだんじゃなくて突然目の前に現れてくれた。運命だった。最近までずっと「二月なのにクソ寒いのどうにかしろ」と友達と嘆いていたのに、もう今日はブレザーの上にダウンを着なくても全然過ごせてしまう気温だった。太陽が元気だとマフラーすら暑い。ソラニンの「あの時こうしてればあの日に戻れればあの頃の僕にはもう戻れないよ」って歌詞が本来とは違う意味で刺さってくる。昨日まで普通にラブソングとして思いを馳せていたのに、急に呪いの歌みたいになってしまった。ゆるい幸せをだらっと続けたのは事務所の方だろ。悪い種があるのだとしたらそれは事務所の問題だろ。ソラニンがどんどん違う意味になっていく。こんなことになるなら柳田周作のインスタライブでソラニンと感動的な再会を果たさなければよかった。ソラニンよりももっと、Rayを聴き狂っていればよかった。いや。
Rayもだめだ。結局Rayを聞いても推しグルを思いながら弱い僕はあなたのいない世界を生きる自信はないのだからせめて先に死なせてほしくなる。
せめてオリ曲聞いて泣けよと思うのだけれど、オリ曲を聞いたら泣くどころじゃなくなる。今朝少し虹の中でを聞いたが。大阪は路上喫煙が禁止だというのにいまだに煙草を吸っているサラリーマンが大量のヤニカスロードを泣きながら歩く羽目になった。絶対聞くべきじゃなかった。
信仰するものが消えてしまった。もう何も信じられないだろう。なにわ男子より長かったです。SixTONESと同じくらいです。私を魅了する力はそれ以上でした。
たかがジュニア、されどジュニア。世間の人はそう思うんだろうなあ。
でも、夢のような時間だったんだよ。ディズニーランドよりすごい夢を彼らは二時間のコンサートで届けるんだよ。彼らの足りないところといえばまだデビューしていないところぐらいだった。ジュニアなのにアルバム出せるぐらいのオリ曲があってね。
私ももう17歳にして昔話をするおばさんになってしまうか。まあ、忘れられるよりはマシだよな。
短い期間だったけどたくさん助けてもらった。一回しか会えなかったのはちょっと寂しいけど。なんかね、君たちと出会って、ああもっと早く出会っておけばよかったなって思うこともたくさんあったけど、でもそれ以上にキラキラしてて未来しかない君たちをこれからもずっと見続けられるんだって。そこにワクワクしてたなあ。これからも、ずっとずっと一緒にいられるんだって。そこが、ワクワクしてたのに。
全部なくなったよ。あーあ。