3/17銀杏BOYZアコースティックライブツアー2022
峯田和伸の音楽に触れて18年。初めてライブに足を運んだ。フェス等でも見たことが無かった。初峯田だ
今日は早めに会場に着いてグッズを買っておこうと思っていた。早く着くには着いたのだが生憎物販の列が締め切られてしまい、そのまま会場入りの列になってしまった。30分寒空の下で待機。何となくファン層は自分と同じかちょっと上くらいの人達なのかなと考えていたけれど、若い子達の方が多かったように思う
ようやく会場入りし、物販コーナーへ向かう。朝から何を買おうか悩んでいたのだけれどレジに立つと悩んでいたもの全部勢いで買ってしまった。
席は思っていたより近かった。緊張で気分が悪くなった。手汗も酷かった。始まるまでの30分でトイレに3回行った。
ステージに今までの銀杏BOYZのライブ映像を繋ぎ合わせた映像と爆音のノイズが流れ始める。これまでモッシュダイブは当たり前。騒いでなんぼのライブパフォーマンスなのは知っていたけれど、今日はアコースティックライブと銘打っているしコロナ渦で流石にそんなことにはならんのか?どうなんだと考えていたらスッと峯田が現れた。
「人間」の弾き語りから始まり僕は気付いたら手汗でびちょびちょになりながら拳を握りしめていた。後にサポートメンバーが続々とやってくる。アコースティックライブと言ってはいるが、原曲に近いアレンジだった。噛み締めながら必死に目に焼きつけようとした。そして同時に昔のことが走馬灯のように思い出された。
高校入学してすぐ、ゴイステって知ってる?めちゃくちゃ良いよと言ってさくらの唄を貸してくれた友達。部活は早々に退部して音楽室のナイロンギターで遊んでいた放課後。友達の家で一緒に練習したBABY BABY。大学1年で4年の先輩達と組んだゴイステのコピーバンド。先輩達が卒業したタイミングで自分も辞めようとしていたけど後輩が誘ってくれて続けたバンド活動。
高校→大学、ゴイステ→銀杏と駆け抜けたあの時代に戻ってきたようなノスタルジーでセンチメンタルでエモーショナルな感情がごちゃ混ぜの何とも言えない感覚に陥った。
昨今のライブでは珍しく皆座って静かに聴いていた。
「新訳銀河鉄道の夜」で目頭が熱くなり
「光」で感情が爆発した
「BABY BABY」ではちらほら立ちだし最終的には皆立って拳を上げていた。
ラスト「少年少女」で赤いリッケンバッカーが登場し興奮が止まらなかった。
曲を締める前にピースサインをして峯田は颯爽とステージを後にしていった。かっこいい去り際だったな
2時間半全力で楽しんだ。全部乗せの良いとこ取りだ。感情が追いつかなくなる感じは初めてかもしれない。ライブはちょこちょこ参加しているけれど、こんなにも心揺さぶられたことはなかった。僕の音楽の原点はここにあったと再確認できた素敵な夜だったし、今でもずっと余韻が続いている。出会えた喜びは一瞬かもしれないけれど、また思い出すことは出来るんだなと思った。
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