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【駅・コンビニでご当地🍙】#23 テレ玉とファミリーマートが初コラボ、関東限定「にんにく炒飯と煮たまご(テレ玉くん風)」、武蔵野風肉汁うどん

テレ玉くん、と聞いて居ても立ってもいられなくなり、自宅徒歩3分のファミリーマートへ向かった。
お目当てはこの商品。テレビ埼玉、通称テレ玉との初のコラボで2025年1月中旬より関東地区限定で販売されている「にんにく炒飯と煮たまご」おむすび(税込189円)。

ご覧の通り、おむすびの味および具に埼玉県らしさは特にない。テレビ埼玉のキャラクター「テレ玉くん」をイメージすることのみに特化した、ある意味潔い商品である。故に「ご当地」に含めてよいものかはやや迷うところではあるが、記録しておきたいので記事化する。だって私はテレ玉くんが好きなのだ。なにせ家にいるくらい。

ちょっと汚れてまして恐縮です

ご本人にお会いしたことも過去何度かある。

ポーズをとってくれています

なにぶんこの造形なので表情といおうかキャラクター性は発揮しづらいものの、テレ玉くんには「驚くと上下(卵の殻)が分離する」という離れ技がある。もちろん着ぐるみでは無理ではあるが、なんとなくあのとぼけた感じのフェイスが好きなんですよね。黄色+丸いは人気キャラクターの鉄板要素でもあるし。

ぬいぐるみも上下分離可です

という訳で、そんなテレ玉くんイメージのおむすびですとー!?と鼻息荒くファミマへ向かい、ともかく1個買って帰った。とは言え若干の不安はあった。私はコンビニおにぎりはセブンまたはNewDays派で、ファミマはどちらかと言うと序列低め。近くにファミマしかない場合はファミマで買うが、可能ならば先にセブンとローソン見ておきたいな、というタイプである。
理由は、現在のファミマの味づくりが基本的に若者及び男性向けに寄せられているから。油っこくて味濃いめ。味や旨味も複数重ねてよりはっきり、パンチをきかせる傾向も強い。女性向けに舵を切ったローソンとは対照的。
故に「にんにく炒飯」も味が濃くてくどいかも知れないなとも思いつつ、試しに1個買ってみた。ちなみにファミマで好きなのはハムサンドで、コンビニのハムサンドが食べたいな、という時思い浮かべているのはファミマのハムレタス若しくはジューシーハムサンド。これとプルーンの鉄分のむヨーグルトの組み合わせが好きでよく買っている。

さてさてテレ玉くんおむすび、見た目はこんな感じ。上下に離れたテレ玉くんデザインのパッケージが「わかってるな」という感じで良い。

原材料を見ると、にんにく風味醤油だれ、調味液、植物油、食用油脂、香味食用油、玉ねぎ大豆たんぱく豚ミンチ炒め等気になる記載がいろいろあるが、まあともかく食べてみよう。記載の通り、レンジ500Wで30秒。温めるとけっこう匂いが出るのかな?と思いつつレンチン。

側面に記載された栄養成分(1包装あたり):エネルギー 253kcal / たんぱく質 7.5g / 脂質 5.5g / 炭水化物 43.7g(糖質 43.2g / 食物繊維 0.5g) / 食塩相当量 2.7g

レンジから取り出しパッケージを開くと、おや、思ったほど匂いはきつくない。にんにくと言うより玉ねぎや黒こしょうの香りがしてなかなか美味しそう。照りの加減からもさほどの油っこさは感じない。

食べてみると、ごはんがちゃんと炒飯らしい。それも油っこい感じではなく味もくどくない。黒こしょうやチャイブの効かせ具合も良い感じ。半個入った煮たまごも私の好みから言うとややしょっぱいが、それだけよく味が染み、ちょっとだけ黄身が半熟っぽくてそれっぽい。その後ろに隠れた玉ねぎ豚ミンチ炒めも旨味の素的で良いではないか。つまり普通に美味しい。ファミマの企画ものにありがちなやり過ぎ感はなく、普通に美味しく開発されている。よかった、翔んで埼玉的過剰感を狙われてなくて…。

ファミマのおむすびで積極的にリピートしたいと思った商品に出会えたのはけっこう久しぶり。しかもテレ玉くん。嬉しい。

気をよくしてまた別の日にファミマへ行くと、同じくテレ玉コラボ商品の「武蔵野風肉汁うどん(税込598円)」が目についた。こちらも試してみる。武蔵野うどんも好きだからである。こちらには埼玉県産食材、甘くて美味しい深谷ねぎも使用されている。

「風」と書かれているのが潔い

原材料欄はおむすびに比べてシンプル。期待しても良いかも知れない。食塩相当量が6gというのも武蔵野うどんにしっかり寄せた味づくりの結果に思える。埼玉県北で食べる肉汁うどんやきのこ汁うどんの汁は醤油が濃くてやや甘め。それがどれだけ再現され、かつうどんの噛み応えがどうかが主たる気になる点。

記載通り500Wで4分30秒温め、トレイ上のうどんと具材をカップのつゆに移動させる。麺とつゆを別々に温めるのは、この濃い汁の場合特に良いと思う。汁はやや少なめに見えるが味が濃いので十分な量。こぼれにくいのも助かる。

具材は深谷ねぎ、油揚げ、豚肉とスタンダード。麺の太さや固さもなかなか良い感じだ。

食べてみると、想像よりもちゃんと武蔵野うどんっぽく美味しかった。それらしい雰囲気は確かにある。もちろん本場で食べる武蔵野うどんの麺の噛み応えやかえしの深みには敵わないが、「風」を名乗る資格は十分にある。麺もつゆもそれなりに美味しい。
ただ、食べ進むと味がやや一本調子に感じられ、自宅の一味唐辛子をかけるとより美味しく感じた。一味が添付されていたら尚よかったかも。
でもこれもかなりよくできた商品だと思う。駅そば・立ち食いそばジャンルと同等の価格なので幾分高い気はしなくもないが、それなりのコストがかかっているのだろう。

テレ玉コラボはもう一商品、川越のさつまいもを使って見た目もさつまいもっぽい「おいものクロワッサン(税込149円)」もあるが、味の想像がだいたいつくので今回はこの二商品で満足。
どちらもなかなか美味しいので、関東在住で興味を持たれた方はファミマで探してみてください。先週末時点でまだ販売されていたが、終売日は未発表なのでなるべくお早めに。

https://www.family.co.jp/campaign/spot/2501_teletama-collab.html





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