「ケンミンの焼ビーフン」の冷凍グルテンフリー焼きそば
♪ケンケンミンミン焼きビーフン、でおなじみの健民の焼ビーフン。
CMは子供の頃からよく目にして親しみはあるのだが、食べたことは多分ない。麻婆春雨とかチャプチェとかと同様、炭水化物ベースの麺をおかずにごはんを、というのは実家ではなじまなかったし、ひとり暮らしの頃や結婚後も輸入もののビーフンはたまに買って使ったが、健民の焼きビーフンを買う機会は何故かなかった。
そんな健民の焼ビーフン。
ある日突然自販機と出会ってしまいました散歩中に。
ケンミン食品東京支店前、と書かれているのでおそらくそうなのだろうけれど、ここは神奈川県横浜市鶴見区。都内との境界から遠くもないが、それほど近くもない辺りである。だがケンミン食品株式会社の公式サイトで確認しても神奈川県横浜市鶴見区汐入に東京支店がしっかり存在している。まあ、よくあることだ。
ともかく、特に目的もなく散歩していたら突如気になる自販機に出会ってしまい、しかも賞味期限が近いとのことでグルテンフリー焼きそばが半額に。2食で400円、これはお買い得だ。試すにはもってこいの機会でもある。そうか、ビーフンは米だからグルテンフリーはお得意だろう。美味しいかな?美味しいといいな。
という訳で即購入。
とても薄い袋でかさばらず、持ち運びやすい。かなり歩いた後だったので、背中に向けた斜め掛けバッグが少し冷たくなって良い感じ。
――というのをこのほどようやく食べた。
冷凍のまま皿にのせ、電子レンジで3分40秒加熱するだけなのだが、この平らでコンパクトな容量はやはり具を足したくなる。この日はえのきと小松菜が余っていたので軽く炒め、レンチンしたGF焼そばと混ぜて皿に盛る。
レンチン直後の焼そばはぺっとり固まっているため、ほぐすひと手間は必要。油分が割と多いので、さっぱり食べさせるもやしやニラ等の具材も加えた方が美味しいと思う。えのきも悪くない。私は焼そばにえのきをたっぷり使うのが好き。
味付けは美味しかった。さすが老舗メーカー、濃すぎず程よい味で、上記以外の具材にも合いそう。肉や海老を加えるともっとボリュームも出て美味しいかも知れない。せんキャベツや刻みレタスと混ぜてもさっぱりして良いかも。
脂質の多さが少々気になるので夜食にはおすすめし難いところもあるが、これより脂質の多いレトルトやインスタント食品はいくらでもある。何もしたくないけど何か食べたい!という時の選択肢のひとつには余裕で入って来る。何より薄くてかさばらないので、冷凍庫の隅にあると心強いだろう。
そんな訳で、また散歩の際にここを通りがかったら次はバーミヤンカレービーフンを買ってみようかしら、なんて思ったのであった。
スーパーでは素通り(気付いて買わないのではなく、多分私の目に入っていない)でも、自販機ならこうして買ってしまう消費者もいる訳で、支店前のお試し自販機、悪くないものである。