辛いものを食べると出る汗は暑いからでは無いという意外な事実
今日も小ネタを一つ。
激辛流行っていますよね。
激辛のものを食べる番組がテレビで流れているのも見ます。
辛いもの食べると、食べ始めてしばらくすると滝のような汗が額から吹き出します。
見ている側としては、食べている人は相当暑くなっているんだろうなと思います。ですが、実際は暑くて汗をかいているわけではありません。
そのからくりは、
カプサイシン等の辛味成分が、
外界の温度を感知するメカノレセプター(センサー)に結合し、体温上昇と認識した情報を脳へ送っているため、それに対応するため汗が出ています。
もちろん、食べている人も暑いと感じるでしょう。でも実際そうではないようです。
あの汗は、体が暑いと勘違いして出ている汗なのです。^^;
・辛味成分により血流がよくなる
・食事の栄養分の代謝による体温上昇効果
・食事自体が温かい
など実際に体が温まる他の条件もあるので、これらを総合すると実際多少暑くはなっていますが、滝汗の主な要因は上述の勘違いによるものなのです。
汗の気化熱で体温が奪われますので、下手をすると皮膚の表面温度は辛いものを食べる前より下がる可能性すらあります。
人間の身体の不思議は面白いですね。