雪国、雪上サイクリング部(編集済)
おはようございます。
夜更かし後の睡眠時間が足りない状態で起きました。眼が勝手に閉じるのを無理やり開けて、でも、眼を閉じる……すやー…。
気づいたら二度寝して1時間経ってることはよくあること。
冬、雪が降ろうと積もろうと関係ない。
そんな中自転車で走っている人を私が勝手に
「雪上サイクリング部」もしくは、
「冬季サイクリング部」と呼んでいる。
高校一年の冬、登校するため雪が長靴の高さ程積もった雪の中を自転車で走ろうとしたら、全く進まなかった。
車道側を走ればいいかもしれないが、除雪車が寄せた雪が脇の方に追いやられていつもより車道が狭くなる。なので車側からするといつもより自転車が凄く邪魔になる。
結局ばっちゃを呼んで軽トラに自転車を載せて駅まで送ってもらった。
通学するための道が車通り多いと自転車では無理。村中、車通りが少ない道を走る分にはいいだろう。
とその時身を持って理解した。
まぁでも走るにしても危ない。
雪が解けずに残って、踏み固められツルツルした雪道が出来る。その上でブレーキは危険だ。
通るだけなら問題ない。脚を上手に使えば転ばずに止まることは出来る。
同級生の話だと小さい車輪だと転ばずに漕げるらしい。それで村中の駅まで来ていた奴がいた。
正月郵便のバイト募集に応募してバイトした時の話。
地元の郵便局からも募集が掛かっていて別の高校に通っていた元同級生と元部活の後輩と一緒になった。一緒といっても住む地域がそれぞれ違うので担当する地域も別々で話すことは無かった。
そんな三人に仕事道具が用意されていた。後ろと前に郵便物を入れるバッグが付いている赤いフレームの自転車だった。村とはいえ回るのは大変。原付きの免許を持っているわけではないし。
あの自転車は普段誰が使うんだろ?
郵便配達員は車かカブに乗っているのに。
自転車は危ないと思っていたけどすいすいと村中を走って回れた。
ただハンドルカバーがなく冷たい風が手を刺してくる。軍手をはめてはいたけどすき間に風が入ってくるので意味がなかった。
そんなときたまたま配達先の人が外に出ていて、手を温めている私の様子を見て、厚手のゴム手袋を使うといいよといいことを教えてくれた。
教えてくれたにも関わらず軍手のままだった。
それより近くに温泉があって温水を常時出してる蛇口に駆け寄る。温水の溜まったバケツに手を突っ込んで温めていました。
そこは冬のオアシスでした。
冬の夜、独り「自分は今日から雪上サイクリング部を始める」と馬鹿なことを言って自転車で走り出した。田んぼ中の道、除雪されて通れるようになっていた道をわずかに照らしてくれるライトを頼りに冬の夜を走った。澄んだ空気の中走るのは気持ちよかった。
後日友人にそのことを話してみたが、もうやっていた…。そうですか…となんか独り熱くなっていたのが急に冷めてしまっていた。
・最後の挨拶
ここまでお読み頂き有難う御座います。
他の話も宜しくお願いします。
では、また。
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