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神さんとの日常 「心の余裕の作り方」

「ちょっと寄っていきなさい」

一人で買い物に出ていて初めての土地に行ったときに神社があると大抵こういう感じで呼び止められます。こう書くと仰々しい感じに思われるかもしれないですが、ほとんどが世間話をして終わりのような感じになります。

日によっては急いでる時もあるので「また今度改めて」という感じで素通りをしようとするのですが、素通りをした瞬間に頭や体に強烈なモヤモヤが出てくるので引き返すことになります。こういう時にはその神社の神さんに

「ゆっくりする気持ちの余裕が足りてないよ」

と言われます。確かに数分の時間も取れないほどの忙しさではないので、心の持ち方や考え方に余裕がないのをそのたびに気づかせてもらっています。常に余裕がある人になりたいなと思うのですが、僕も人間なので波がありいろいろな感情で動いてしまっています。まだまだ修行です。

自然の気の流れはゆっくりなので受け取るには心がゆったりしていないといけません。せっかちな心で自然の気に当たると、自然の気は早い気の流れに打ち消されてしまうからです。ゆったりとした心の状態でいると、自然に気の補充がされるので心が一定の状態でいることができます。それが自然体なのだと思います。どれだけ自然の中にいたとしても心がゆったりしていなければ自然体にはなれません。

地球=自然なので、人間はみな自然の中で暮らしています。その自覚をもって自然の中で生かしてもらうことを考えれば自ずと出てくる答えがあります。それが

「最低限でいい」

です。すべてを最大限に使い、物足りなさからさらなる最大限を求めて「不自然」を生み出すサイクルから抜け出さない限り、今の日本は心の弱さのサイクルから抜け出せないように思います。

最低限を最大限に利用する心。

忘れないようにしたいと思います。

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