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神さんとの日常「昨日にされた感謝は昨日に置いていけ」

連日オリンピックのニュースでもちきりですね。
個人的には柔道の角田選手のyoutubeを前から見ていたので、彼女の頑張りが実を結んだことが本当に嬉しかったです。

最近のオリンピックの運営のあり方には・・・ですが(笑)。


「昨日にされた感謝は昨日に置いていけ」

前にも同じようなことを書いたかもしれないですが、このお仕事を始めた最初の頃から僕は神さんによくこの言葉を口酸っぱく言われています。「いつまでもされた感謝を持ち歩くな」とも言われます。なぜこのようなことを神さんが言われるかというと、

「常に”今”が一番大事」

だからです。
どれだけ昨日に良いことをしても、今日の自分が悪ければ「悪い」のです。昨日の自分が良かったから今日の自分は悪くても「良い」にはならないと思ってください。

神さんに相談に来られる方で、過去の自分の信心や善行などを懸命に伝えてこられる方がおられます。確かに一つ一つのことは素晴らしいことではあるのですが、今を見てみるとそうでない人が多かったりします。これだけのことを「やってきた」から許されるだろう、という「慢心」がそこかしこに見え隠れしてする行動を「今」されているのです。

殷の国の湯王という名宰相が残した言葉に

「まことに日々新たに、日々新たに、また日に新たなり」

という言葉があります。要約すると

「今日という日は天地開闢以来初めて訪れた誰しもに平等にやってくる日である。今日の行いは昨日の行いより新しくなり、明日の行いは今日よりよいものになるよう修養に心がけるべきだ」

という意味になります。
この行いを常に続けることはとても難しいことだと思いますが、気持ちの片隅にでも持っておくことは大事なことだと思います。きつい言葉になりますが「老害」と呼ばれる行動をとられる方のほとんどが、過去から現在に出てこようとしない人だからです。自分たちがどれだけ過去に良いことをしていたとしても、現在の行動がおかしければ神さんは「おかしい」と評価をされます。もちろん過去のことを評価はされますが「過去は良かったが・・・」という程度だと思ってください。ただ間違わないでほしいのは、神さんにとっての「老」は「過去」という意味でもあるので、この評価の仕方はお年寄りだから若いから関係なく平等にされることをお伝えしておきます。なぜなら「過去」は誰にも平等にあるからです。

ここでもう一つ大事なことがあります。それは、

「後悔は過去に置いていき、反省は持っていく」

やってしまったことの後悔は過去にしがみつくことになるので置いていき、やってしまったことの反省を常に持っておくことで「過ちを繰り返さない」ようにすることが大事になります。勘違いされている方が多いのですが、神さんがされる評価の中で後悔は反省よりかなり軽いものになっています。後悔は「先に進むことからの逃避」で「今」に何も意味がないからです。先に書いたように、神さんが大事にされているのは「今」であって「今まで」ではありません。後悔には「今」がないので、どれだけ後悔をしても反省をしない限り成長はないのです。

だらだら書いてしまいましたが、これらのことを含めて神さんは常に「過去」ではなく「今」を基準に生きなさいと言われます。

感謝をされた場所は心地が良いので居続けたい
後悔をすることで反省をしているように見せたい

これらの気持ちもわかりますが、どちらも「今」がありません。大事なことは「今、何をしているか」であって、「これまで何をしてきたか」ではないと思ってこれからの生活を組み立ててみてください。何かが変わるきっかけになるのではないかと思います。

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