【家にどんな事が起こっているか】 ①長年の雨漏り
雨漏りに悩まされているケースだ.
築15年前、ご新築されたA様.
4〜5年経った頃、3階の天井に水シミが・・・
工事会社には『結露』と言われたそう.
「雨漏りだろう?」と疑心を抱えながら
その後も現在までの間、数年十数回不規則に渡り 雨漏りが止まらなかった.
はじめは結露と説明していた工事会社も
複数回に渡る雨漏りに対して結露とは 言い張れなくなったのか、時には 業者を連れ、屋根や天井裏に複数回の 処置をしたが、未だに改善に至らない状況. そこで、今年になって第三者に相談された.
天井や壁から水垂れし、床が濡れるほどの
時もあり、その記録動画も見せてもらった
手順としては
「雨漏り可能性ある部位」を絞り込み
放水調査を実施.
漏水部位が複数見付かった.
現状はこの結果をA様と話し合う段階だ. 原因不明のまま長年暮らすことは苦しい.
A様にとってまず安心材料.
具体的な改善策を提案できるが、
工事会社が受け入れて対処するかは
簡単ではない.
漏水が見られた部位は、 『逆に雨漏りする恐れがあるから
専門的に対処を控える部位』だった. 加えて、
『全国的に雨漏り事故が多い部位』だった.
地場業者なら控えるような作り方だった.
家は、一般の方がわからなくとも
地域によって細かい作り込みは違う.
雪の降る地域かどうかによっても
雨漏り対処に対する考え方は違ってくる.
全国一律の作り方や対処では通用しない.
このようなことを実感するA様調査だった.
A様のように 雨漏りに「悩まされ続け」
要因が絞り込めず悩んでいる方は 少なくない.
雨漏り要因は実は多様だ.
その中で、
対処したという報告だけで
詳しい報告を受けられず
今までの経過がわかりにくい
ケースも多い.
工事会社に結果を伝えても 実際に改善対応まで行き着ける ケースも残念ながら多くはない.
私が経験から感じる実態だ.