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住育つぶやき33 吹き抜け(ふきぬけ)とは?


●吹き抜けとは?

我が家の玄関には吹き抜けがあるんですよ!うちは居間が吹き抜けなんですよ!…など、家は様々な設計があります。吹き抜けとはどんな空間でしょうか?



●2階建ての家で想像しましょう

1階から天井を見上げた際、2階部分までずっ~と高い天井になっている部分を言います。

吹き抜けは、狭い空間を広く見せることが出来たり、窓でより明るく出来たりする空間です。
次のような空間も吹き抜けと表現できます。


●どんな家でも…吹き抜けがある?!

吹き抜けは『直上階の床が無い空間』という表現ができます。我が家は狭いから、贅沢な吹き抜けなんかないよ〜!という方の家でも、2階建てや3階建ての階段部分は構造上の小さな吹き抜け、と表現することも出来そうです。


●吹き抜けは「構造的に気をつける」空間

吹き抜け空間はその広さにもよりますが、住んでからも構造がゆがみにくいよう、周辺の床や壁の強さを検討チェックしておき、必要な設計をしておくことが大切でしょう!

インスペクション(住宅診断)している経験上では、中古の(経年した)家の床や壁の傾斜を測定したりします。吹き抜け空間は経年ゆがみが現れやすい傾向も見受けられます。


●吹き抜けにあるモノは…掃除が大変!

吹き抜け空間の高い位置にある照明器具や窓、梁などは、掃除が気軽に出来ないので『ホコリ』が溜まりやすくなります。

わかりやすいのは窓です。高くて危険とか、脚立がかけられないから窓拭きできないんだよな〜…という声をしばしば聞きます。

これから家をつくる方は、設計段階で気にかけておきたいですね!


●掃除するチャンスやタイミングは?

吹き抜けにある照明器具の電球交換がチャンスの一つです。電気屋さんに交換してもらう際、事前に相談して窓や照明器具の拭き掃除を頼んでみることも考えてみてはいかがでしょうか。


●冷暖房環境にもご留意を!

玄関や階段ならともかく、居間やリビングに吹き抜け空間がある家の場合は、冷暖房計画に注意しましょう。冷暖房を効かせる容積が増え、高さによる温度対流も生じやすくなるため、冷暖房計画はプロの提案を受けながら決めたほうが良いですよ!


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