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住育つぶやき57 強い風に、家は「どのくらい」耐えられる?

家は、地震に耐える力だけでなく、強い風に耐える力も「せっけい」され、作られます。いったいどのくらいの風を想定しているのでしょうか?


●風に耐える力とは?

地震と同様、自然現象でおきる台風や強風。家を設計する際には強風に耐えるよう「どのくらいの筋肉をつけるか」が計算されています!


●筋肉量はみな同じ?

どのくらいの筋肉をつけるか?は、家ごとに(個別に)違います。どの家も一律で同じ基準があるわけではありません。その家に必要な筋肉量を計算してから「それを上まわるように」筋肉量が設計されます。


●筋肉量は高いレベル?

必要な筋肉量を見込めば「高レベル」という意味ではなく、「最低限確保したい筋肉量」です。どこまで筋肉量をパワーアップさせるかは、その家次第(建築主と設計者や工務店)です。


●風の強さは、全国みな同じ?

最低限確保したい筋肉量を計算する為に定められている「風のつよさ」は、全国一律ではありません。建築の法律には「基準風速」といって、市区町村ごとに決められています。 

私が住む地域は、34m/s(1秒間に34 m進む風)です。
調べればわかりますが…よほどの風だということ、そしてめったに吹かないレベルの風だということが分かります。


皆さんが住む地域はどうでしょうか?

基準風速は、その地域ごとに過去の台風の記録(最大風速)に基づき、数十年に一度の大型台風を想定した30m/秒~46m/秒までの範囲内で、国が定めていますよ。


●基準は変わるの?

自然災害の量や被害などによって、見直しされるのが建築の法律です。市区町村の基準風速もその可能性はあるでしょう。


ではまた…

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