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住育つぶやき47 LDKって何の略? 田の字型とは?

家の間取りには、部屋ごとに名前が書いています。 その表現から…間取りの移りかわりや生活スタイルを考えるきっかけが生まれます!


●LDKとは…

Living=リビング、Dining=ダイニング、Kitchen=キッチン、のそれぞれのかしら文字を並べたのが、LDKです。日本語表現例では「居間・食事室・台所」といったところでしょうか…。さすがに略して「居食台」とは誰も言いませんね。


●開放的な間取りほどLDKは使いやすい表現?

日本の住環境は昔昔…
畳は自分達のモノで引っ越しの度に持ち運んで使う文化があったと学びました。

間取りは田の字型を基本として、床は畳敷き+柱や梁の構造自体が田の字を構成、シンプルな構造に襖や障子を走らせ、戸を開けたり閉めたりすることで、部屋をつなげて使えたり仕切って使えたりできる柔軟性や可変性が日本らしい特徴の一つだと、私は学やんだ記憶かあります。

昭和生まれ昭和育ちの年代には、廊下を挟んで居間と台所が分かれていたり、食事は居間のちゃぶ台か台所の食卓テーブルといった間取りも多く見られたと感じます。

このような生活スタイルや使い方であれば、戸や扉で仕切れる部屋それぞれに部屋名が必要になるのは自然ではないでしょうか。

一方でそれとは違い、居間〜食事〜台所まで戸や扉がほとんど無く、空間が一体的に連続してつながる開放的な間取りになれば、どこまでが居間だとか…境目をつけて表現すること自体が不自然になります。だから…開放的になればそれだけ、連続した表現プラス略語にしたくなります。

リビングダイニングキッチン◯◯㎡と図面表現するよりも、LDK◯◯帖、LDK◯◯㎡などと表現したくなります。見る側も短くてさっぱりします。

このように、単に英語だから日本語だからという違いだけではなく、昔からの間取りの移り変わりや生活スタイルの考え方など、自分達なりに調べてみる機会にもなり、表現の違いは楽しさが得られます。

●余裕があれば調べてみてください

玄関、ホール、トイレ、洗面室、脱衣室、浴室、階段、個室、収納などを英語ではどう表現するか調べてみてください。

普段目にしたり聞いたりする部屋表現が、意外にごちゃまぜ状態で使われていたりすることがわかると思います。

ではまた。


ちなみに㎡や畳など単位を変えてイメージするには…こちらをどうぞ

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