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重度の知的・言語発達の遅れがある子に何をすべきか??

こんばんは~‼

今日もお疲れさまです😊


皆さまも日々色々あるかと思いますが

頑張っていきましょう!!💪🏼



さて今回のテーマですが

『重度の知的・言語発達の遅れがある子

 に何をすべきか??』

についてお届けします!


皆さんも

こういった子は比較的イメージが

しやすいのではないでしょうか?


呼名反応はあっても

言葉での意思疎通や

知的な活動が難しいといった子などが

該当します


このブログを読まれている方の中にも

実際にそういった子との

関わりがある方も

いらっしゃるのではないかと思うのですが

どのように対応しておられるでしょうか?


ちなみに

私がみたことがある対応では

その子が一人で玩具で遊んでいるそばで

声をかけながら見守ったり

別の遊び道具を提供したり

といった感じの方が多かった印象があります


私も現在、そういった子と訓練を

行っています

その子は訓練とは思っていないですが😅



その子は、言葉による意思疎通が難しいので

周囲からはまず

「言葉ができたらいいのにね」

と何らかの言葉の獲得を求められることがあります


しかしその子はまだ

指さしもできません


訓練を始めた頃は

クレーン現象に似た行動もみられていました


鏡に映っているのが自分という認識も

ありませんでした

(ちなみに幼児期はとうに過ぎています)


無意識的には声を出すことができますが

(笑っている時や不快な時など)

声を出すことを意識した時に

声を出すことができないでいます


あくびもみられますが

意識して口を開けることも

できない状態です


アイコンタクトもこちらから

本人の視界に入っても

なかなか目を合わせることができません


原始反射の残存も疑われます


こういった状態の子に対して

何をしたら良いでしょうか?


言葉の希望があるからと言って

例えば

個室で絵カードを使った言語訓練を

行うのはどうでしょうか??


しかし行ったとしても

本人は何をしているのか

という理解そのものができませんし


また

私の真似をして声を出してもらうことも

できないので

(真似をして声を出すという状況

 そのものの理解もできないし
 
 前にお伝えしたように意図的に口を

 開けることもできない)

言語訓練をやれる段階にはありません


言葉は身体や情動などと関わり合いながら

互いに影響し合いながら

発達していきます


つまり外側から言葉の状態だけをみて

訓練を考えても有効な対応には

なり得ないと考えています


ですので

私は本人の現在の段階

(どのレベルからの獲得を目指すべきか)

を評価して訓練プランを立てていきます


まずは

自分の身体が自分のものであり

自分の身体を自分が

動かしているという

意識をもってもらう

という段階からのスタートと私は評価しました


そのための訓練のひとつとしては

まず "模倣で自分の身体に触れてもらう"

ことから始めました


訓練を行うようになって

半年くらい経つと思います


まだ意図的に声を出したり

口を開いたりといったところには

至っていませんが


鏡の認識は以下のような経過を

辿っています


最初は

鏡をみようとしない(手でどける)

⇒数秒鏡をみても、すぐに視線がそれる

⇒鏡の裏側を確認する様子がみられる

⇒自分の動き(指で唇を動かして遊ぶ)

 を一定時間(20~30秒くらい)みていることが

 できる


まだまだではありますが

鏡の認識は進んできていると思われました


また

クレーン現象類似の行動は

最近はほぼみなくなりました


他にも

ボールを軽く蹴ったり

(足の動きは手以上に意識が向き難かった)

両足そろえてのジャンプも拙劣さはありますが

できるようになりつつあります


ゆっくり少しずつですが

確実に変化はみられていると思います


高望みが難しいことはもちろん分かっています

健常を目指す訳ではなく

今の状態でできること

やるべきことをやるべきと

私は考えています



脳には可塑性がありますが

周囲の人が諦めてしまったら

そこまで

だと思っています


その子なりの改善を最大限サポート

するのは言語聴覚士としての役割

のひとつだと考えています


また、毎日接する

ご家族さんの影響も本当に大きいと思います


周囲の声に簡単には流されず

改善を諦めないでほしい

と願っています


それでは

最後までお読みいただき

誠にありがとうございましたm( _ _ )m  

それではまた次回お会いしましょう(*^▽^*)!






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