224、生きててくれて、ありがとう。
時計見てる。
なんだか、時間だけが無駄に過ぎてく気分。
ひとの立場になって、寛大な気持ちになりましょう!と有難い教えをもらったけど、退職した仕事の上司。辞めるとき、黙って、穏便に引き下がった。
ほんとうは、あなたの態度が許せなかったんです!と一言、言いたかった。
事情を訴え、とばしてやることもできたけど、退職理由を「体調不良」と穏便にすました。
あとから、ストレスがたまって、最近じゃ、もう、食べることしか、楽しみがないんだよ。どうしたらいい?
ひまになったので、父の施設に毎日のように、通おうと思ってる。お父ちゃん。すっかり、年取っちゃって、かわいいおじいさんになったから、退職した、なんて、びっくりさせるようなことは話せない。
ただ、父の横にいたいだけ。
なにも、しゃべらなくていい。しゃべることが、思いつかないなら、それでいい。ただ、父の横にいたい。
お父ちゃんが、生きててくれて、ほんとうに良かった。生きててくれて、ありがとう。
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