神様の苦悩1
こんばんは、お疲れ様です
今回はTwitterに載せている連載小説です
是非、
きっと神様は分かってたんだ。どうしようないと、どうすることもできないと。
自分が死んでも終わらない、自分が生きても終わらない、永遠の1だった。
0から宇宙という世界が始まり、初めは良かった。ぐるぐる見渡して、かき混ぜて泥をたまにして、星たちが生まれた。
神様は好奇心旺盛な純粋無垢な者で。
「僕は話し相手が欲しい。」「そう思ってはじめの天使たちを作った。」
なんでも言うとこを聞いてくれた。これまでにした体験や感動を話した。
でも天使たちは一で十じゃなかった。首を縦にしか振らなかった。YES、YES、YES。YES。
話は出来ても対等じゃなくて、それが寂しくて。 だから僕は僕の生き写しを作った。
「それがアダムくん」
楽しかったよ、ほんとに。楽しかった。でもアダムは僕だから。僕でしかなかった。
100点しか取れなかった。だからアダムはイブを産んだ。僕から離れていった。
だから今度は花園を作り、知恵を遮断し、アダムとイブの二人をもう一度作った。