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人間迷路

いちねんせーいになったっらー、いちねんせーいになったっらー。ともだち100人できるかなぁ〜」

これは、小学生の時の記憶? なんで〇〇小学校に??

目を覚ますと〇〇小学校にいた、小学4年生の頃まで友達と呼べる友達がおらず大人しい性格だったためか、仲間はずれに合うことが多くいじめにもあっていた。いじめにあった僕にとって、この歌は好きではない。友達1人もいないのに100人もできるわけない。そんなものは気休めだ。休みの時間も給食の時間もひとりで過ごしていた僕にとって、学校の行事は苦痛でしかない。特に遠足は嫌いだった。僕から仲間に入れてほしいとお願いしても快く迎えてくれる、クラスメイトはいない。先生が頼むことでようやく入れる有様。皆僕が入るのを嫌がった。僕が何をしたのだろう?嫌がることは1つもしていない。むしろ嫌われないように頑張って周りに合わせている。そんな生き方をしているうちに、周りに合わせるのが僕の中で当たり前になった。

「君は小学生の頃からこういう生き方してたんだねー。」

謎の生物が話しかけてきた。

「急にびっくりするだろ!」

「君と言う人間性に興味があったんだよ。どうすればそんな卑屈になるのかってね。」

「、、、、、、。」

「黙っててもいいけど、僕は君の記憶を覗くことができる。それに、このままいっても君は同じ生活をおくる。愚痴をこぼし不平不満をいいながら。一生を送ることになる。そんな人生でいいのかな?」

「、、、、、、。」

「まぁいいや。君の次の記憶を覗くとしよう。それ!」

瞬間、またも空間が光に包みこまれた。 

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