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自分のバイクを見せてあげます。乗鞍ヒルクライム2023編

サイクルイベントで注目されたこだわりのバイクを紹介する『自分のバイクを見せてあげます』今回は乗鞍ヒルクライム2023で年代別優勝したバイクを紹介しよう。


年代別Cクラス1位 58分56秒
ミニマムナオキ (COW GUMMA)

ヨネックス CARBONEX HR

年代別 Cクラス 1位 土屋直樹 
CARBONEX HR


序盤から積極的に前に出て展開を作りながら中盤は堅実な走りをし、ラスト2キロから独走して勝利を手に入れた37歳のミニマムナオキさん。今回58分56秒を叩き出し、チャンピオンクラスを除く全年代クラスの中でトップタイムで乗鞍を駆けった。その走りを支えたバイクは名車と言われる
ヨネックスのCARBONEX HRだ。

今年より乗り始めたヨネックス。
ノーマルでは無く、HR(HighRigidity)高剛性モデルをチョイス。

600台の軽さを誇るノーマルのカーボネックスではなくカーボネックスHRを選んだ理由はフレームの軽さ+高剛性が両立しているフレームが欲しかったとの事。『高剛性のフレームは脚に疲労が蓄積しやすいかも知れませんがヒルクライムは長くても1時間で終わるし、ダメージはそんなに来ないかと。まずは踏んだ力を効率的に推進力として変えてくれるバイクが理想でした。パワーの絶対値が低い自分の弱点を補ってくれる硬いフレームが欲しかったんです。そして、ヒルクライムで勝つ為に必要なフレームの軽さ。フレーム重量も700g台と軽さと剛性が両立したカーボネックスHRは自分の理想に合っていた』とのこと。

カーボネックスHRは高出力に瞬時に反応する加速力と最後まで脚が残せる快適性を両立しているという話だが、結果を見るとミニマムナオキさんには合っていたのだろう。

次はパーツ構成を見てみよう。ヒルクライムに特化したバイクと化している。
付属しているパーツ類は異常な軽量アイテムをアッセンブル。

フロントシングルの為、変速レバー無しのSRAM force 。redよりも軽い。
リアのシフターはSRAM red
ステムはTNIのhelium。超軽量アルミステムをチョイス
(安価で軽い)
ハンドルはDarimo ダリモ Ellipse ROAD ハンドルバー 380mm 120gの軽量ハンドル
前後のブレーキはKCNC CB10  前後190gほど。
25cのワイドリムまで対応 
フロントシングルでアブソリュートブラックの楕円リングを使用。歯数は38±2 クランクはデュラエース9100
ペダルはTIME XPRESSO15
フロントディレイラーはもちろん無し。
リアディレイラーはSRAM red
スプロケットはTNIの軽量アルミコグ 
12-28のロークロス
『ローが5枚が理想的だった為に選びました。クライミングの際、傾斜に合わせて頻繁にシフトチェンジ出来るのが良い』
サドルはgelu ゲル K3 世界最軽量 カーボンサドル
実測値
シートポストはダリモ T1 シートポスト 
なんと固定は特殊な紐。
固定力に問題はなかった。
実測値 
パワーメーターはPioneer 片側のみ
ホイールはAX LIGHTNESS (エーエックス ライトネス)Ultra 25T  チューブラー 前後で780g
タイヤは耐久性を優先してVEROFLEX proTour23mm
以前はコルサスピードを使っていたがパンクが頻回にあった為、使うのをやめた。


以上を装備したバイク重量はガーミンマウントを外した状態で

4キロ台に仕上がった。


大会当日はガーミン、カメラ、マウントを取り付けた為5.3キロほどだった。

『さらに軽量化にこだわるのならバーテープを外す事やクランクをElilee XXEクランクに変える。コラムスペーサーなどを軽い物にするなど細かなとこを突き詰めればサイコン周り無し状態で4.6〜7kgは行けるが予算が、、』と金銭的にもはや限界のようだ。

COW GUMMAのメンバー。チャンピオンクラス優勝したDKさんに少しでも近づきたい。


来年はチャンピオンクラスで参加となる。
38歳になるがまだまだ成長の兆しは見られ、目標はTOP10に入りたいと意気込む。
『どこまで通用するかわからないが自分の力を存分に発揮して楽しみたい。』


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