コンセント設備計画(基本設計)
コンセント設備の計画について記載します。
コンセント設備図にはコンセント、各機器電源を記載していきます。
ざっくり作図する内容を記載すると、
①保守用コンセント、②機械設備電源、③建築電源、④弱電機器や電気設備機器電源、⑤実験機器や生産機器、厨房等のユーティティ電源、⑥その他施主要望といったところになります。
なので情報収集が、この設備の鍵となります。
コンセントで電源供給するもの以外に機器直結や手元開閉器渡しのものも含みます。
コンセント種別は概ね以下となります。
一般型、防水型、防爆型、抜止式、 200V用、高容量(20~60A)、シャッター付(乳幼児が滞在する室に使用)、カバー付(不特定多数の人が勝手に使用しないようにする目的か、コンセントの破損防止で使用)、EV車用、その他
①保守用コンセント
保守用コンセントは特定用途はなく、掃除時や点検、雑用途で使用するものとなるので、一般施設での使用率は概ね30%程度になります。
設置目安は、廊下などの直線30m/1ヵ所、~10m2/1ヵ所、~20m2/2ヵ所、~40m2/3、4ヵ所、それ以上はスパンの柱/1ヵ所程度になります。
②機械設備電源
洗浄便座、自動水栓、電気温水器、ジェットタオル、給湯器、エアコン、ヒーター、換気扇等をコンセント渡しで電源供給します。
③建築電源
自動ドア、シャッター危害防止、ELV点検用、ELV制御盤等に電源供給します。
④弱電機器電源、電気設備機器電源
電話交換器、HUB、情報機器主装置、テレビブースター、自火報受信機、放送アンプ等の弱電機器や表示装置等の電気設備で扱う機器へ電源を供給します。
⑤ユーティリティや厨房機器
ユーティリティや厨房機器は機器リストを受領してコンセントを配置し、電源を供給します。
⑥その他
施主要望や備品に電源供給を行います。
事務室、執務室などのPCを多く使用する室は机のレイアウトが無い場合、10m2/4個OAタップを見込みます。
どのセクションも同時に設計図を作成していくので、想定+資料受領後に検証を行い、図面を完成させます。
以上となります。