航空障害灯設備計画
表題についてですが、建物高さ60m以上の建築物に設置を要する灯具設備となります。
所要な構成は
・航空障害灯(60m以上で建物端部に設置、または一定の中間階に設置)
航空障害灯の設置基準はメーカーサイトに詳しい説明があるので以下URLをご参照お願い致します。
・航空障害灯制御盤
一般的に屋上に設置します。
航空障害灯を制御、灯具への電源供給を行います。
・点滅器
外部の明るさを検知して航空障害灯を点灯、消灯させます。
外部の明るさを検知できる場所または、制御盤に覗き窓を設置してその中に設置します。
・操作パネル
航空障害灯を手動で点灯、消灯するスイッチの役割があり、一般的に主要管理室に設置します。
航空障害灯の作図
メーカーに依頼して作図しますが、機器の位置は意匠構造と調整の上、メーカーに指示を行います。
ある程度、計画思想ができた段階で航空局との打合せを実施し、周辺建築物との兼ね合いで免除可能か、灯具の設置位置の確認、防昡対策を行うのであればその方法の是非について協議します。
協議内容をメーカーに伝達して、図面が上がったらチェックして完了となります。
航空障害灯の設置場所やその取り付け台座なとで意匠とは綿密に打合せを行う必要があります。
航空障害灯の設置場所が決まったら雷保護図面に反映します。
(避雷針メーカーに資料を提示)
中間階に設置する航空障害灯は埋設配管配線で、専有部内を通過することがあるので施主に事前許可をとる必要が出る場合もあります。
また、PC板を構造で使用する場合は埋設可能か確認します。
以上です。