自動火災報知、防排煙、ガス漏れ検知設備

表題について記載します。
これらは法に基づいて設計を行うもので、メーカーに依頼して作図する内容となります。
自動火災報知設備は受信機、発信器、ベル、表示灯、感知器類で構成され、火災信号を要する機器があればそれらへの火災信号移報も記載します。
(火災信号は概ね消火ポンプ、ELV、キュービクル、非常用発電機、電気錠、機械警備、ガス消火設備等)
防排煙は防火戸、防煙ダンパ、防火シャッターへの信号とそれらの起動用感知器から構成されます。
ガス漏れ検知設備はガス漏れ検知器から構成されます。
いずれの設備も1つの図面に表現します。

メーカーに作図依頼することで作成する図面となりますが、可能であれば先に消防協議を行い、所轄消防の設置条件を確認します。
消防協議では以下を確認していきます。
・建物が消防法令別表1のどれに該当するか
・小区画感知器の設置免除可否
・天井裏感知器要否
・トイレ感知器要否
・ピット感知器要否
・特殊室、高天井部の火災の警戒方法
・受信機位置

メーカー作図依頼にあたっては以下について指示、作図資料を用意します。
指示事項
受信機位置、副表示器有無、消防法令別表1用途区分、耐火構造有無、建設予定住所、メインルートと中継盤設置可能位置、室の防水やクリーン防爆の要否

作図資料
防火区画図、仕上表、建具表(防火戸、シャッター類)、構造図、消火栓位置図、ダクト図(SFDあれば)、排煙設備図、火災信号の必要な機器配置図

作図依頼をかけて、図面を受領したら
作図依頼内容に沿ってチェックを行います。

以上となります。

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