駐車管制設備計画

表題について記載致します。
駐車管制設備は車両の監視、管理、誘導を目的に設置します。
主装置、検知器、警報器、監視機器、管理機器が主要な機器となります。
目的、検知方法、管理方法によって必要機器は変わってきます。

車両の制御や外構車両導線を意匠建築と調整し、施主意向を確認してメーカーに作図依頼します。
作図依頼にあたっては、主装置、検知器、警報器設置場所や設備の設置目的を指示するとスムーズな計画ができます。

主装置…制御盤。各機器を制御する盤でほとんど屋外に設置することが多いです。

検知器
ループコイル…地中に埋設して、その上を車が通過することで車両を検出します。車以外での誤検知防止の観点から、1検出部に2組設置することが多いです。
地面埋設が可能な際には専らループコイルを使用します。
光電感知器…赤外線を発する送信器と受信器で構成されます。
機器間(送信器と受信器)に赤外線を通し、それを遮ることで車を検出します。これも誤検知対策で2組設置します。
ループコイルが設置できないようなヵ所に使用します。埋設不可や検出器設置スペースが少ない場合、こちらを設置します。

警報器
出庫灯…検知器で車両検知した際に点灯し、ブザー鳴動(ブザー内蔵品)することで、周囲に車両の通行を周知する機器となります。
敷地出入口や車両合流ヵ所に設け、事故抑制を行います。
壁付、自立、天井付にて設置します。

誘導目的では主装置、検知器、警報器で構成します。

監視、管理目的の場合はこれらの機器に目的に応じた機器が追加されます。

以下に一例を列記します。
監視機器
監視カメラ…車番確認用に設置します。
カーゲート…通行許可の無い車両通行を制限します。
インターホン…施設の車両管理者との連絡目的で設置します。
PC…各機器を操作、車両の車番登録等、管理制御目的で設置します。
精算機…駐車場などで料金管理する場合に設置します。
車両センサー…車両の有無確認や、通行確認を行う目的で設置します。

以上となります。

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