Space#7 オーバンドの寛大さ
輪ゴムを大切にしていたら
一人暮らしを始めた頃、
実家暮らしでは買ったことがなかった
輪ゴムを購入した。
大切に使おうといくつかは
すぐに手の届くところに置き
残りのほとんどは、
購入時の紙箱に入れ保管していた。
買い物をして包装の一部として
ついてきた輪ゴムも大切に扱っていた。
ところがである。
ストックの箱の中身を久々に見ると..
ストックから輪ゴムを補給しようと
購入時の在庫を確認すると、
劣化して固まっていたり
ゴムが弱くなっていたのである。
かといって個人的には
使用頻度としては高くない輪ゴム。
どうしたものかと思っていたある日、
オーバンドのガジェットポーチBOOKなる
おまけつきの本を少し読んでみると、
目を疑うようなことが書いてあった。
ゴミを出すのにもどんどん使って
的な事が書いてあった。
あまりにも衝撃過ぎて
よくは覚えていないが、
ゴミ出しにも率先して
じゃんじゃん使うことを推奨していた。
「いいのか.. でもほんとうに?」
メーカーが監修したであろう出版物にそう書いてある。
こうして
「大切に使う」の定義は
物の性質によって異なる事を体感し、
輪ゴムの使い方の道が大きく広がった。
ささいな事でも、
第三者から許しをもらえると
氣が楽になる事がある。
自分が思い込んでいる窮屈な事が
本当に必要なものなのかを考える
きっかけとなった出来事だった。
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