夜の十分作文✏️我がふり
通勤用のかばんが
ぼろっちくなってきている。
いいのがあったら。
そう思って
どうれほど
時間が経ったろう。
テキトーに選んだものには
お金を出したくない。
だが、かばんを探すのに
私の情熱はそんなに傾かない。
財布もそう。
いいのがあったら、
巡り合わせがあったのなら。
その時は
ぜひぜひ!
お迎えしよう。
そんなことを言っているうちに
どんどん どんどん
手持ちのものは
ぼろくなってゆく。
👜
帰宅時に、地元の駅に到着して
改札に向かう階段を
登っていた時。
前を歩いていたの方の
かばんがちょうど私の目線に入る。
塗装が剥げ落ちて
おんぼろだ。
「なんでもいいから、
新しいの買った方がよさそう。。」
。。
ちょっと待て。
あ、
これ、
自分に当てはまるな。
自分が他人様に思う
「余計なお世話」は、
他人様が私に対しても
思う事と
言えるにちがいない。
👜
「他人の目を気にするなんて」
「好きなものは好きと言ったらいい」
そう人には言うし、
「打つべきではない」そう判断したアレは
他の目も気にせず打たないでいるが。
思い入れがあって、年期が入った
ビンテージならまだしも。
私のかばんは「経年劣化」。
土に返りたがっている。
ヒトの目気にして、というより
自分で持って、
ちょっとしょんぼりしてきちゃうものは
お別れの時期なのではないか。
ああ、なんでもいいから
新しいの、買おう。
反省した春の夜。
新しい出会いを求めて
駅ビルに寄って帰る。
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