デスティネーションキャンペーンと世界ジオパーク 真面目な観光振興備忘録
今私の住む美祢市は世界ジオパークの国内推薦を通り、世界ジオパークに申請を出すことが決まっている(認定されるかどうかはわからない)。
先日、行政のジオパークの担当と話す機会があり、
ジオ担「2026年に、デスティネーションキャンペーン(JR集中送客キャンペーン:以下DC)があるが、その直前に世界ジオパークの審査がある。世界ジオパークに認定されたらそのキャンペーンの中に何かしら、良いアピールができる。」
といわれていた。
私「DCに向けて、おそらく1年前から県は情報を集め始めますよね?それに載っていなかったら美祢市が後付けで新情報を発信することは難しいと思うのですが、情報はいつ出すのですか?」
ジオ担「行政として、認定を受ける前の情報を見込みで出すことは難しいので、認定まで出せない。」
私「それでは経済効果も限られるし、ジオパークがいざ認定されたにしてもお披露目は不発に終わる。フライングでも、出している方が美祢市の活動の認知につながるし、ジオパークを通じてファンづくりになる。」
ジオ担「それでも・・・」
私「なら、『世界ジオパーク(仮)』にしよう。認定されれば(仮)をのければいいし、認定を逃したなら次に向けて、応援を募ればいい。」
ジオ担「いや・・・」
と、こんな会話だった。これ、大マジ。前回のDCの時にも、何をやるか美祢市はいろいろ最後まで悩んでいた。いくつか打ち出せてはいたが、後々やれることが出てきてPRしていた。しかし広がりは限定的で、お金はかかっただろうが、イイ広がりは見られなかったと記憶している。
『世界ジオパーク(仮)』で認定を目指すことは、
・現在地を示している(日本ジオパーク認定され、世界への推薦を受けている)
・目的地が明確に見える(世界ジオパークの認定)
・程良い応援白がある
・DCの注目度が高いため、ジオパークも知られることとなる。
DCでのイベントは『祝 認定』か、『再挑戦 世界ジオパーク(仮)継続』のどちらでも動ける体制づくりをすればいい。2025年からプレDCという形で動くそのタイミングが一番のファンづくりのタイミングとなる。
まだまだ美祢市民へのジオパークの啓発もしなくてはならない状況だが、一番盛り上がるタイミングのDCを利用しない手はない。