おみやげ『ごぼう麺』商品企画⑥ 着手
担当さんはじめまして
このごぼう麺商品化を提案した際、うどんのメーカー担当者は最初乗り気ではなかったらしい。それもそのはず、うどん県の香川県で切磋琢磨するうどん屋を山ほど見て、味を知っており山口県のうどん?となるのも頷ける。
そしてプライベートブランドとなると潰しは効かないしリスクがある。やめましょうと提案する予定で来店したそうだ。
まずは食べてくれ!
ごぼう麺を食べてもらい、今までの経緯を説明し、紹介されたメディアなどの一覧も提示。観光地秋吉台とのつながりや地産地消の取り組み、そしてこだわって【引いて】選抜したトッピングに"どっさり乗せたごぼうの唐揚げ"。前投稿で書いた社長に試食いただいた時のほうがさすがに緊張したが、担当も麺類の商品をいくつも手掛けてきたプロ。やはり自分たちの好みで突っ走っている『ごぼう麺』を試食となると緊張する。
商談後の感想は、
「これは可能性がありますよ。やりましょう!山口から美東ごぼうで幸せを届けましょう」
だった。当然リスクは大きい。不安はある。しかし、可能性を感じていただいたことは大きい。
ここに至ったのは、開発したこと、今までの活動はもちろんだが、これを特産品美東ごぼうを使った名物だと発信してくれている行政、観光協会や、それを取り上げて紹介してくださった多くのメディア、そしてSNSや口コミで広めてくれているお客様の力があってこそ。感謝を胸に、どうにか商品を
作り、
軌道に乗せ、
そして定番になり(ごぼう時期)
文化になる(年越しごぼう麺)
ところまで持っていきたいと思う。
新商品がもてはやされる新作至上主義の日本において、2009年に発表した16年目のごぼう麺が、20年目も、50年目も、100年目も楽しんでもらえているところが目的地だ。
今ここで商品の思いを綴っているが、出来上がったらぜひ購入いただきたいし、店舗に足を運んで食べていただきたいと思う。ご協力をお願いします🥺