在学生と卒業生の交流会

大学の手話サークル内で、在学生と卒業生の交流会を開催する予定だ(運営陣の許可は得ているし、私のエゴで始めたものなので、私が最後まで責任をもって遂行するつもり。経費も使うつもりはない)。
交流会は、現時点では対面とオンラインのハイフレックスで実施予定。

私は、人付き合いというものが大変苦手だ。
「できる限り、人と会って話したくない」と常々思っている。
現に大学内で友達と呼べる存在は、私が認識している限りでは、いない。

では、なぜ上のような交流会を開催しようと思ったか
・就職活動の際に情報が得られず、少し困ったから
・手話やろう文化の勉強を先人がどうされていたのか知りたいから
・人と繋がることで視野が広がる可能性があるから
上の3つがある。

とはいえ、交流会の開催にあたり、不安は尽きない。
例えば、
1.「参加者が集まらなかったらどうしよう」
2.「オンラインと対面のハイフレックスで、うまく会話ができるのだろうか」
3.「初対面の人間を集めたところで、話が続かず、お通夜みたいな雰囲気になるのでは」
4.「聞こえにくい、聞こえない人の情報保障をどうしよう」
というものがあげられる。

現に、2つ目の不安は、すでに指摘を頂いた(指摘して頂いて大変ありがたいと思う)。
やはり、オンラインのみにするべきだったか、と内心思いつつも、
「対面とオンラインのハイフレックスが良いと思う」
と意見をくださった後輩に申し訳なく思い、開催に向けて準備を進めているという状況だ、別に申し訳なさを抱く必要はないと思うのだが。

形態の話に移りたい。

対面のみ、オンラインのみという形態は、よく見かけると思う。
一方で、対面とオンラインのハイフレックスという形態は、なかなか見かけない気がする。
ハイフレックスは、議論がしにくいためなのではないかと推察している。

ハイフレックスのデメリット
・対面とオンラインで話の速度などがずれる可能性がある
・通信環境のトラブルが起こる可能性がある
・PC同士が近いとハウリングが起きる可能性が高い
・PCが参加者の音を拾えない可能性が高い
・会場を探して抑えるのが面倒くさい

デメリットを鑑みると、音声が聞こえないなどの音声のトラブルが多いように思う。
こういった理由を考えると、話す言語が手話の方がまだましかもしれない。しかし、メンバーや卒業生に手話を読む力や表す力がそこまであるのかは疑問だし、手話にして参加のハードルが上がったら意味がない……。

ハイフレックスのメリット
・各々が話しやすい状況で参加できる
 (「Zoomでは話せないが、対面だと話せる」という人と会った経験がある)

私は、Zoomだろうが対面だろうが、話を聞くのも話すのも下手ということに違いがないのだが、人によっては、変わるらしい。

ということで、目下、ハイフレックスのデメリットを解消する必要がある。
色々なツールを調べてみているが、なんせ高い。
私のお財布から(紙幣の)人間が消えてしまうレベルに高い。
魔女のキキならぬ、破産の危機である。

なるべく安く、現実的な解決策をいくつか考えてみる

①いくつかの部屋を借りて、各グループがそれぞれの部屋で話してもらう
→ハウリングの防止、PCの音を拾えない可能性の軽減?

②Googleドキュメントで話す
→音声を使わずにコミュニケーションができるので、ハウリングやPCが音声を拾うか悩む必要がない
→通信環境が多少悪くても、画面オン+音声よりは、文字のみの方が容量が少ないので、反映されそうな気がする
→人のタイピング速度に左右される(音声認識が使えれば無問題?)
→オンラインと大差がない気がする

これ、オンラインのみで良いのでは?

会場を探す手間と部屋を抑えるお金が節約できるし、土曜午後に森に囲まれた学校周辺にいる人は、相当珍しいだろうし、オンラインのみの開催で良い気がしてきた。

「あまり突っ込みすぎるのも嫌がられるかしら」と思い、遠慮したが、後輩たちがどうしてハイフレックスの交流を望んだのか、理由を聞いても良かったかもしれない。

「Zoomの参加者が多かったら、Zoomのみの開催を提案しようかな」と逡巡しつつ、回答が送信されてくるときを待つ。

実は、まだ内容が決まっていない

私が1年次だった2020年にも、先輩がコロナでなくなった文化祭の代わりに、OBOG会なる、「先輩の話を聞く会」を開催してくださった。

そのときの流れは、
・障害当事者の先輩のお話を聞く
・ろう児のボランティアに行かれていた先輩の手話に関するお話を聞く
・卒業生の自粛生活の過ごし方のお話を聞く
・3~4人のグループで話す
というものだった。

先輩のお話は、楽しく、非常に勉強になったと思う、緊張してあまり覚えていない。
この会では、お話の内容とフリートークで、かなり差が生じていたことが印象に残っている。

フリートークでは、障害当事者について勉強をする、というより、就職活動の内容が主だった。
学生と社会人との共通項がそれだけだったのかもしれないが、
「障害当事者のお話を聞くよりも、就職に関するお話のみに絞った方が効率的だったでは?」
という疑問が私の脳内に蓄積された。

「人によって、会に求めるものが違う」という点も印象的だったように思う。私は、障害当事者の生活がどんなものか知りたくて、交流会に参加した。一方で、この交流会で、就職活動について聞きたいと思った人もいた。

以上のような経緯で、テーマの祖語が起こることを私は恐れている。
依然、私は、テーマ、内容を決められていない。

「テーマや内容を決められていない」という点において、参加するかどうかを考える材料がやや足りていない気がする。
ふんわりとした想定だけでも、書いておくべきだろうか。
「あまりに抽象的すぎても何だかな」という気がするので、例示でいくつかあげてみても良いかもしれない。そこに関してもご助言をいただいたわけだし。

とかく、ご助言を頂けるという現状は大変ありがたいので、反映させつつ、成功するようにどうにか対策を立て実行したいと思う。



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