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男脳と女脳の違いかな

この異常な暑さのせいなのか、いつもは元気印の私がダウンしてしまいました。
熱もあったせいか食欲も無く、水分だけとって横たわっているのが極楽という状態が一週間あまり続きました。
その間、料理人の主人が手作りの夕食を用意してくれるのですが、毎回テーブルに出るのは、大盛りに盛られた生野菜とアジフライ。おいおいこれは違うでしょうと言いたくなるのを我慢して、食卓に向かうのですが、熱のある身に咀嚼の必要な生野菜と油濃いものは食べれるはずも無く退散。いくら私がアジフライが好きだと言っても、半病人の私にはせめてお粥なんぞが出れば食べれそうなのですが、主人の頭の中には自分の好まないおお粥はメニューに無いのかな。
私の母は、家族の誰かが熱が出たり寝込んだりすると卵粥を作ってくれました。病気で苦しいのですが、この卵粥は美味しく頂くことが出来ました。
私の体調が良くなってからもお粥のことが気になり、主人の幼少の頃に病気でお粥を食べたことはないか聞いてみました。主人の母親は外に働きに行ってたので、病気になった時は血の繋がりの無い子供のいなかった義祖母に面倒を見てもらっていたようです。
その時、お粥とか出たのかなと聞くと、食べた記憶があると言ってました。
義祖母からは私も結婚した当時、いろいろ教えを頂き料理のイロハがわかってるような人でした。
この人のお粥は完璧だっただろうと思えるのに、主人の記憶にはお粥は美味しく無いとインプットされてる原因はなんだったんだろうかと考えてみました。
結局、主人はお粥の優しい味が分からなかったということは、そこまでしんどい病気の経験が無かったということかも。
反面、お粥の記憶が残ってる私は病気がちだったのではと思い起こしました。
でも、頭で考えれば病人の食べれそうな物は想像出来たはず。
男性でも母性本能がある人がいると言われてますが、主人の場合は完全に男脳からの発想しかないから、私の好きなメニューを作ることのみで、私の体調までの気遣いは出来なかったかもしれません。
そう思うと半病人の私にアジフライが出て来たことにも納得です。
男脳と女脳は普通は根本的に違っていると思っていれば、ちょっとしたすれ違いの考え方でもイラとすることは無いのではと思いました。


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