【水平思考ミステリー】紹介と具体例
こんにちは。くどうよしなにです。
突然ですがみなさん、水平思考ゲームってご存知ですか?
いわゆる、”ウミガメのスープ”ってやつです。
僕はあのゲームが好きなんですが、それをやるにはお題の出し手と答え手、最低でも二人が必要になりますよね。残念ながら、一人ではできません。
そこで私が考えたのが「水平思考ミステリー」というゲームです。
このゲームは、短いストーリーの中に隠された謎を解き明かすことを目的とする一人用の推理ゲームです。
まあ、百聞は一見にしかずということで、これから具体例をお見せします。
File0:中毒死
フグ料理屋でAが亡くなった。
Aは死ぬ間際、助けを求めに俺の座敷までやってきた。俺は助けを呼ぼうと急いでスマホを取り出した。しかし、ついさっきまで立っていたはずのAは、俺がスマホを取り出す数秒の間に倒れ、そして死んでしまった。
Aの隣の座敷にいたBは、警察にそう証言した。Bがいた座敷は、Aがいた座敷から歩いて10秒もかからない。
死因はおそらく、フグ毒による中毒死だろう。実際に検死の結果、Aの体内からはフグ毒が検出された。
しかし、この事件を聞きつけたある探偵はこう言った。
Bは嘘をついている。
探偵は、どうしてそう考えたのだろうか。
このストーリーの解答と水平思考ミステリーについて
以上が水平思考ミステリーの例です。このストーリーを一目見て、すぐに答えが分かった方もいるかもしれませんが、一見しただけでは分からない方もいると思います。
答えを導き出すのに必要なのは、ひらめきと情報収集です。
まずは、死因となったとされるフグ毒について、調べてみましょう。
フグ毒とは
なるほど。フグ毒は人を死なせる可能性があるほど強い毒であるみたいです。それならば、死因がフグ毒というのは不思議ではないかと思われます。
フグ毒の主な症状は麻痺。その症状は末端から全身へと広がり、やがて呼吸困難に陥るみたいです。
そこで思い返していただきたいのが、被害者のAは、立って座敷までやってきたとBが証言していたことです。
本当にAがフグ毒で死んでしまったのであれば、死ぬ間際のAは歩いて隣の座敷まで行くことはできないでしょう。なぜなら、Aは体全身が麻痺しており、動くことすらままならないからです。
そのため、探偵はBの証言が嘘であると結論づけたわけです。
これが、このストーリーの答えです。
このように、ストーリーのおかしいところに注目し、気になるところを自分で調べ、そして最後はひらめきを頼りにお題に答えるのが、水平思考ミステリーです!
このゲームの特徴としてはやはり、一人でもできる推理ゲームである点だと思います。
また、今回は例のため、かなりあっさりとしたストーリーでしたが、実際にはみなさんが入り込めるようなストーリーを提供したいと考えています。
このゲームに興味を持ってくださった方はぜひ、これからの投稿もチェックしていただけたらと思います。
それではまた。良い一日を。
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