【海外旅行】旅立ち前に、一言を持ち物に加えて
こんにちは。くどうよしなにです。
今回は、僕が海外旅行をするときのこだわりについてお話ししたいと思います。
僕のこだわり
ある日の話です。大阪駅で「この電車に乗りたいんだけど、どっちに行けば良いの?」と英語で聞かれました。おそらくヨーロッパ系の男性からです。
僕は質問をなんとか聞き取り、拙い英語で答えました。そして去り際、彼は言いました。
ありがとうございます
ずっと英語で話していたのだから、最後はThank youの一言で十分だったでしょう。それでも彼は、日本語の"ありがとうございます"を選びました。
それを聞いたとき、僕は嬉しくてたまらなかったです。
彼がどこの国の人なのか知りません。おそらく二度と会うことはないでしょう。それでも僕は、彼のことが好きになってしまいました。
言葉の壁がある限り、海外の人と真の意味で仲良くなることは難しいです。
でも、たった一言でも、相手の母国語を使ってコミュニケーションをとれば、相手はきっとあなたに好意を持ってくれると思います。
実際に私がそうだったように。
つまり僕は、外国人を海外の人と一括りにするのではなく、その人の国、そして言語をリスペクトすることの重要性を解きたいのです。
前置きが長くなってしまいすみません。要するに、海外旅行時の僕のこだわりとは、ちょっとだけでも良いから現地の言語を使ってコミュニケーションをする、ということです。
ベトナム・ハノイでの出来事
下の写真は、ベトナムに行った時にバイクタクシー(以下バイタク)の運転手さんと撮った一枚です。
僕の泊まっていたホテルからチャンクオック寺という観光地に行くために、僕は泊まっていたホテル周辺にいたバイタクを拾いました。
海外あるあるで最初は法外な値段をふっかけられましたが、値段交渉を経て、自分的には納得の値段で目的地まで行ってもらうことになりました。
そして目的地についた後、僕は言いました。
シンカモン
ベトナム語でありがとうという意味の言葉です(他にもいろんな表現があると思いますが、、)。
するとその運転手さんは満面の笑みを浮かべ、お寺へと向かう僕に手を振ってくれました。
一通り観光を済ませ、今度は市街地に行こうと考えた僕は、grab(東南アジアで有名な配車サービス)を呼ぼうとお寺の入り口に向かいました。するとそこで、先ほどの運転手さんと再び遭遇しました。
その運転手さんは僕を見るなり自分のまたがるバイクを指しました。
あぁ、これはどっか行きたいなら俺を使え。って意味なのかな。
僕も運転手さんには良い印象がありますから、その運転手さんに市街地にあるホアンキエム湖に向かってくれるようお願いしました。
問題なく目的地に到着し僕がお金を支払おうとお札を差し出したところ、運転手さんは僕の手を押し戻し、こう言ったんです。
No money
彼がそう言った真意は分かりませんが、おそらく僕のことを気に入ってくれたからなのかなっと勝手に解釈しています。
そして別れ際にツーショットを撮りました。どんな経緯でそうなったかは忘れましたが、、。笑
現地の人に喜んでもらいたい、仲良くなりたい、という思いでベトナム語を使ったことが、この楽しく嬉しい出来事に繋がったのかなと思います。
タイ・チェンマイでの出来事
ハノイでの出来事に味を占めた?僕は、タイはチェンマイに旅行に出かけた時も、タイ語でのコミュニケーションを心がけました。
僕が覚えたタイ語は以下の2つ。
コップンカップ = ありがとう と サワディーカップ = こんにちは
(ちなみに、女性の場合はカップの部分をカーと発音するらしいです)
タイの有名な乗り物"トゥクトゥク"や乗合タクシーの"ソンテウ"に乗る時は毎回、運転手さんにサワディーカップと挨拶をしてから乗り込み、降りるときも毎回、コープンカップとお礼を言ってから降りるようにしていました。
タイの人、特にチェンマイの人は非常に穏やかで優しい人が多く、みんな笑顔で答えてくれました。
そしてこれからお話しするのは、市街地からワンニマンというショッピングモールに行くためにトゥクトゥクに乗った時の出来事です。
そのトゥクトゥクの運転手さんはとても陽気な方で、僕がサワディーカップと挨拶をすると、大きな声で笑いました。
最初は変な発音を笑われたのかな、と思ったのですがどうやらそういうわけではなかったみたいで、運転手さんは運転中ずーっと、市内の観光地について説明してくれてました(タイ語で話されたので何を言っているのか分かりませんでしたが、、笑)。
そして時にはわざと蛇行運転をして、車内がグラグラ揺れるスリルを味合わせてくれました笑。
目的地付近に到着し、「ここら辺で下ろしてください」と僕は言ったのですが、運転手さんはそれを無視して道を突き進みます。
あれ、大丈夫かな。ちゃんと目的地、伝わっているのかな。
そんな不安が僕を襲う中、運転手さんがトゥクトゥクを止めたのは、目的地付近の裏路地。どうしてこんなところに止めたのかは分かりませんでしたが、僕は前もって聞いていた料金を支払い、コープンカップとお礼を言って立ち去ろうとします。
そんな僕を運転手さんは呼び止め、僕をトゥクトゥクの運転席に連れて行き、こう言いました。
Take photo
僕は促されるままに運転席に座り、そして運転手さんにスマホを渡しました。そして撮ってもらったのが下の写真です。
あー、これってオプション料金を要求されるやつかなぁ。なんて邪推をしてしまいましたがそんなことはなく、運転手さんは僕にスマホを返すと、笑顔で立ち去りました。
きっとこの出来事も、タイ語を使ったコミュニケーションによって、僕に好意をもってくれたからなのかなぁと思ってます。
おわりに
僕の旅のこだわり、いかがでしたでしょうか。
海外旅行は、その景観、アクティビティ、グルメを楽しむのも大きな目的ではありますが、その土地の文化を知り、現地の人と触れ合うと、もっと楽しいものになるかと思います。
みなさんもぜひ、海外旅行に行く際は現地の挨拶を覚えて、そして使ってみてください。それによって、新たな出会いがあるかもしれませんよ。
それではまた。お元気で。