【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その19 体も心も緩む
「私すごく叫んでいたよね。。ごめんね。ごめんね。」
と少し冷静になった母が言う。
「すごく叫びたくてしょうがなかったの。出さなきゃいけなかった。大変だったの。間にいた。」のだと。
もう叫びたくない。疲れた。といって、謝っている。
私は出し切った?良かったね。
悪い事じゃないし、なんとも思っていないから謝らないで。
すっきりして良かったね。と母にいう。
「なんでか涙がどんどん出てくる。」というので、私はどんどん泣いた方が良いよ。
体も心も緩むから。と言う。
母が横で寝て欲しいと言うので、隣に寝て背中をさすり一緒に寝る。
色々出し切ったからなのか、母は、なんだかとても「気持ちが良いの。」と繰り返し言っている。
今まで身体の中に、どれだけたくさんの思い(重い)エネルギーが溜め込んでいたのだろう?
いつかまた波がきて、まだ出し切りたい物はあるのかもしれないけれど、とりあえず、気持ちよいと思う感覚になれて良かった。すごく大きな大波だった。(笑)
よかったね。おめでとう。
母が気持ちいいと思う反面、私は謎の吐き気と頭痛でダウン。
砂袋を枕にして、自分でヘッドヒーリングをしたら、少しは良くなったけれど、今日は兄に任せてのんびりしよう。
その隣で、「気持ち良すぎて最高!!」と幸せそうに叫んでいる母は最高だ。(笑)