yukiyo

母が膵臓ガンになり、 父は大動脈解離をして看病をしています。 東洋医学と西洋医学を取り入れ、 今まで学んでいた自然治癒力法を大事にしながら、 食育、運動、薬草、ハーブ、自然療法、 美容、マッサージなど色んな事を、 本人の意見を大事にしながら、 サポートしています。

yukiyo

母が膵臓ガンになり、 父は大動脈解離をして看病をしています。 東洋医学と西洋医学を取り入れ、 今まで学んでいた自然治癒力法を大事にしながら、 食育、運動、薬草、ハーブ、自然療法、 美容、マッサージなど色んな事を、 本人の意見を大事にしながら、 サポートしています。

最近の記事

【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その38 【母が逝ってしまった。】

【母が逝ってしまった。】 昨日は母がとても穏やかだった。 でも、もう目は開かず、 口はずっと開いたままで、 言葉も上手く発する事はできず、 水を飲み込むのも難しくなっていた。 でも周りの音は聞こえるみたいで、 頑張って話そうとしているのは分かったが、 声という声にはならなかった。 ただただ息をして、 小さな声をもらしている。 私が寝ようとしたら、 声が聞こえなくなって、 呼吸が変わった。 亡くなる前の呼吸の仕方に似ていたので、 気になって、 眠くなるギリギリまで母を見ていた。

    • 【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その37 もういいね。

      もういいや。母の苦しそうな叫び声を聞くのは。 もうじゅうぶん頑張った。 家で看取る事って、 美しい事ばかりではなくて、 その人の痛みも苦しみも受け入れなくちゃいけないものなのね。 最後は安らかに、、とはなかなかいかないものなのだな、、、と思い知る。 ただただ、今からは、 少しでも苦しみから解放されますように、、と、 眠れる薬を飲ませるしかない。 いっぱいお話もしたし、笑いあった。 大好きだよと伝えあい、 いっぱい手を握り抱きしめた。 気持ちいい事もいっ

      • 【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その35 手を握る。

        15時間眠って目を覚ました母は、 苦しそうに唸りながら、 「手を握って。強く抱きしめて。」と言い続ける。 きついね。きついね。と声をかけ、 大丈夫。大丈夫。と私は心の中で言い続け、 光で包み込む。

        • 【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その34 残り短い命

          今日訪問医療のお医者さんに、 母は長くても後一ヶ月の命だと言われた。 だからまだ意思疎通できる時に、 色んな事伝えて下さいと。 いよいよかぁ、、、。 何を伝えよう? 退院した母に、 私なりに毎日精一杯付き合ってきた。 死を怖く寂しいと言って、 どうすればいいの?冷たくなって死んでいくのが怖い。もう嫌だ。と毎日言っている母に、 死は怖くないという事をどう伝えよう? 私は、 肉体は冷たくなって死んでしまうけれど、 魂は自由になるんじゃないかと思っている。

        • 【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その38 【母が逝ってしまった。】

        • 【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その37 もういいね。

        • 【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その35 手を握る。

        • 【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その34 残り短い命

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その33 薬の付き合い方

          今まで飲ませていた睡眠薬が2時間しか効かず、 新薬にしてもらい、 統合失調症の人に使う安定剤を飲ませたら、 怒りっぽく、暴力的になり、 暴れたり、万能感、 座薬してもあまり効かず、 モルヒネ系を使ったら、眠ったけれど、後遺症がすごくて、これを選択するならずっと薬漬けで母の理性は破壊するな、、、と感じたよ、、 やっと新薬の効きが切れて一瞬母の理性が戻ったんだけど、 今までにない苦しみと、 辛かった、、と言ったの。 母が眠れなくてキツイとか痛みがあるとかあれば

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その33 薬の付き合い方

          母から受け継ぎ、紡いでゆく事。

          母の今までの生き様、 今この時、色んな学びがある。 色んな感情に揺さぶられ、 少しでも光を感じ、 立ち止まったり、前に進んだり。 母から受け継ぎ、紡いでゆく事。 血の繋がり、 美しさとカオス。 生きている事は、 死ぬという事は、 簡単なようで難しい。 難しいようで簡単だ。 複雑なようでシンプルだったり。 シンプルなようで複雑だったり。 色んな事体験するために私はこの世に身体と魂をもって生まれた。 何事も無駄な事はないと学びながら、 色んな人の思

          母から受け継ぎ、紡いでゆく事。

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その31 薬の恐ろしさ

          毎日続けて2時間しか寝ない母。 (家族は1時間ちゃんと眠れたら良い方。) 薬を変えたら、 今まで珍しく落ち着いていた母が激変。 落ち着き寝れるはずの薬なのに、 錯乱し、暴れたり、パニックして、 ずっと怒り続けて目が離せず、 おばさんを加え、 4人がかりでほぼ休む暇も、 寝る間もなく母に付き合う。 ご飯も一息もつけない状態が続き、 病院から帰ってきたばかりなのに、 家族の余裕がなくなりつつある。。。 この状態が続くと、 本当にだれか倒れてしまう。。。

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その31 薬の恐ろしさ

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その30 残りの命を使うなら

          自分の身体の状態に不安と恐れがあり、 怖いとか、早く死にたい。殺してくれ。と最近の母はよく言うようになった。 我慢ができなくなって、 私は母の手を握り、 せっかく心のデトックスをして綺麗になったのに、 せっかく今まで楽しんでこなかった事が間違ってた、、と分かったのに、 また不平不満や恐れなどのエネルギーで、 残りの命を使うなんてもったいない!!と冷静に伝える。 私は幸せになるのは、 楽しむ事も努力が必要だと思っている。 同じ境遇や出来事でも、 感じ方や自

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その30 残りの命を使うなら

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その28 母の気づき

          無事病院から帰ってきた母は、 私に沢山お話したい事があると言っている。 最近母はずっと覚醒状態で、 ハッとするような大切な言葉を教えてくれたり、 笑いのセンスがキレッキレだ。(笑) 色んな形はあれど、 母なりに気づいた大切なメッセージを、 私は忘れないようにノートに書く。 母なりの気づきは、 とてもシンプルで大切なことだなーと思うので、 今日も少しだけみなさんにもシェアしたいと思います♪ もしよければ読んでみてくださいね。 必要な方に届きますように☆彡

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その28 母の気づき

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その27

          母が無事退院してきた。 看護師さんに家で看取りたいのなら、 訪問医療に切り替えた方がいいと言われ、お金はかかってしまうので、 迷ったけれど、 母のためにできる限り最善をつくすために訪問医療に切り替える。 訪問医療のお医者様と看護師さんや薬剤師の方がとても優しくて親切で細かな心配も相談にのってくれるし、ホッとした。 お金はかかるけれど、、、 でも、この方達になら信頼できるし気持ちよい。 母は、たまたま良い病院が傍にあり、 看護師さんやお医者様もみんないい人ばか

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その27

          いっぱいの特別なお茶

          母が言う。 「誰かにいれてもらうお茶は特別だと知った。」と。 私も今回疲れた時に、 友達がいれてくれたお茶が、 どれだけ幸せな事かを知った。 満たされて平和で、 それが普通になっていると見えなくなる物もあるんだなー。と感じた日。 少々の負荷は、 やる気の源になるし、 視野が広がる。 良い体験だなー。 何事も無駄にしたくはなく、 自分の生きる栄養にして、つぎに繋げる。 【一杯の飲み物】は誰かの特別になる。 「私、そんな人が癒される一杯をいれれる女でい

          いっぱいの特別なお茶

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その26 母、腹水抜く最後の入院

          「早く死にたい。」と母はいう。 色んな事に疲れ、今までの自分の間違いに気づいたし、 色んな大事な事を知れた。 もう悔いはない。と。 「うん。そうだよね。頑張んなくていいよ。 お母さんがしたいようにすればいいと思う。」 私は母にそう言う。 昨日からぱんぱんに腫れた足の皮膚からは浸出液が漏れていて、タオルが何度もビチャビチャになっていた。 母が少しでも楽になる様に、 13リットル溜まった腹水を抜いてもらう事にした。 抜いている状態で血圧が下がり息を引き取る場合

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その26 母、腹水抜く最後の入院

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その26 家族の休息

          訪問看護の人に相談して、 なるべく帰る条件で母に数日だけ入院してもらう事にした。 一応何があっても後悔しないように気持ちを切り替える。 私は自分が納得するまでやりたいし、 後悔はしたくない方だ。 まぁ、どんな運命でもやり切った感はあるし、 一瞬一瞬大切に生きているから悔いはない。 母の心理的変化は大変だけど、 私的にはめちゃくちゃ面白く、 色んな事を常に見ていたいけれど、 自分や家族の疲れの限界に気づいたので、 一回リセット時間しないとな。 無事帰って

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その26 家族の休息

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その26 どうしていいか分からない。。。

          私はめったにキレるとか怒る事はない。 でも今日は母にはじめてキレてしまった。 構ってほしい母に寝るのを削って毎晩付き合っている私と父。 実は何日か前、 睡眠薬も効かず、発狂していて、 物を投げたり、そこら中を叩いたりして、暴れる行為があって、私達も精神的に限界になって、 何日か母を入院できないかと病院に相談したが、 母の状態によっては、 そのまま家に帰れなくなると言われ、 なるべくそれは望まないので、 もう少し家で母を見て、 楽しい事や食べたい物を食べさ

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その26 どうしていいか分からない。。。

          【明るい方へ】

          【明るい方へ。】 あなたは沢山苦しんで頑張ってきた。 あなたは沢山自分に嘘をついたと言った。 あなたはごめんと謝るけれど、 謝る事は何もない。 生きていくうえで必要な事だっただけ。 間違いだったとあなたがいうけれど、 ただ今は、必要無くなっただけ。 何ごとも間違いはないと思う。 そこには学びや気付きや、 自分を知り、優しくなれる光がそばにある。 苦しまないで。 泣かないで。 もうじゅうぶんよ。 あなたはじゅうぶん苦しんだ。 怖い顔はもうやめて。

          【明るい方へ】

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その25 腹水

          母は毎日夜中になるとパニックを起こし叫んでいる。 今日は、暴れたり物を投げたり叩いたりしていた。 腹水はもう体力的に抜けないと言われ、抜くとそのまま亡くなってしまう確率が大きいらしい。 どんどん大きくなるお腹がキツくて、病院に行きたくない。と言っていた母も抜きたいと言うようになった。 私は「そうだよね。キツイよね。相談してみるね。」と小さな嘘をつく。(今の母は、すぐ記憶を忘れる事が多いから。) 毎晩寝れなくて、 正直家族はいっぱいいっぱいだ。 私も何回も限界を感

          【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その25 腹水