低コストインデックスファンドの純資産総額・コスト・リターン2024年11月
日本人に人気のある低コストインデックスファンドの純資産総額、経費率、トータルリターンを一覧表にしました。
私は、娘、息子達に1、2、3、4を勧めています。
全体として「eMAXIS Slim」シリーズの優位性が際立っています。しかし、「slim」が付いていない銘柄「eMAXIS」は、信託報酬が高いので要注意です。
◆ 純資産総額
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が6兆円、全世界株式(オール・カントリー)が4兆円台です。
インデックスファンドの1兆円越え銘柄は4銘柄です。
これ以外にアクティブファンドの
A・バーンスタイン・米国成長株投信D
世界厳選株式オープン<為替Hなし>
A・バーンスタイン・米国成長株投信B
GSテクノロジー株式ファンド B(H無)
GESGハイクオリティ成長株式F(H無)
の5銘柄が1兆円を超えていますが、信託報酬が高いので買ってはいけない銘柄です。
◆ 信託報酬
前月と同じです
◆ 1年リターン
アメリカ、世界はほとんどが30%台です。日本は29%台です。
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」が、この表の中の実績で最低の10%台です。
NASDAQ100インデックスは33%台で、S&P500の36%台を下回っています。
日本では超低金利が長年続いてきたので、33%という数字を見ても信じられないかも知れませんが、本当の数字です。100万円預けると1年後に133万円になったのです。ただし、最近の高リターンは極端で、通常は10%程度のリターンです。
◆ 3年リターン
バランス型だけが一桁、日経225が約13%でした。それ以外は20%前後です。
◆ 5年リターン
バランス型だけが一桁台でした。日経225以外は20%前後です。
最近15年間の傾向から言えること
アメリカのS&P500の投信(ETFを含む。以下同じ)が良い
NASDAQは良い
インデックスファンドは良い
日本市場の投信はアメリカほどよくない
ヨーロッパ、新興国の投信はアメリカほど良くない
アクティブファンドは良くない
バランスファンドは良くない
結論:ウォーレン・バフェットの言う通り、資産の90%をS&P500の投信(ETFを含む)に投資するのが良い。
しかし、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は2024年2月24日、投資会社バークシャー・ハザウェイが公表した毎年恒例「株主への手紙」のなかで、米国内外の株式相場の高騰は「カジノ的」だと警鐘を鳴らしていますので、過去の実績だけに根拠を置くのも問題です。
下記のブログもご覧ください。
江戸庄蔵と連れ合いと娘と息子の世界株式投資
日経デジタル版にも掲載されました