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なんとみじめな人生であろうか。 そう思うことがある。少年の私の 人生は愚かではあったが、決して みじめではなかった。夢を抱き、 夢を追い、夢に狂っていた。人は いつみじめになるのだろうか。夢 を抱く精神を失った時か。夢を追 う体力を失った時か。夢に狂う感 覚を失った時か。あの頃のように 愚かにはなれないと、愚かな私は 思う。あの頃の自分を大好きな私 とは対照的に、あの頃のようにな りたいとは、微塵も思っていない 私がいる。「みじめである」とい うおよそポジティブとは言えない
それぞれである。 ただ、それだけである。 それ以外に意味などないのである。 だから、みんなそれでいいのである。 かっこいいもかっこわるいもないのである。 ただ、笑ってくれていると嬉しいのである。 嘘ではなく、心からである。 今、笑えなくてもそれもそれでいいのである。 あなたはあなたである。 大好きである。 どんくさい言葉である。 酔っ払っているからである。 言い訳である。
見てほしいけど、見てほしくない。 自称、渾身の力作。 見てほしいけど、見てほしくない。 自信はあるけど、不安しかない。 見てほしいけど、見てほしくない。 きっとわかってくれるあの人。 見てほしいけど、見てほしくない。 起こるはずのない、もしかしたら。 見てほしいけど、見てほしくない。 分かってほしいわけじゃないけど、わかってほしい。 見てほしいけど、見てほしくない。 いつだって思い通りにはいかない人生。 気づいてほしいけど、気づいてほしくない。 私のあなたへの想い。 気づい