見出し画像

髪が増える!シャンプーをやめることで得られる驚きの効果

宇津木龍一さんの著書『シャンプーをやめると髪が増える』は、シャンプーを使わない「水シャン」を実践することで、髪や頭皮の健康を改善し、抜け毛を減らすことができると主張しています。この本では、現代社会で広く使われているシャンプーの問題点と、水シャンがどのように効果を発揮するのかについて詳細に説明しています。以下に詳しく要約します。


シャンプーが髪に悪い理由

1. 合成界面活性剤の問題
皮脂の過剰除去
シャンプーの主成分である合成界面活性剤は、髪や頭皮から皮脂や汚れを洗い流す役割を持ちますが、皮脂を過剰に取り除いてしまいます。皮脂は頭皮と髪を保護し、保湿する役割を持つ自然なオイルであり、これが失われると頭皮は乾燥し、髪はパサついてしまいます。また、皮脂が不足すると頭皮はそれを補おうと過剰に皮脂を分泌するため、脂性の髪や頭皮の原因にもなります。

バリア機能の低下
合成界面活性剤は、頭皮のバリア機能を損なうことがあります。これは、頭皮が外部からの刺激に対して敏感になり、炎症やかゆみ、フケなどのトラブルを引き起こしやすくなるということです。また、バリア機能が低下すると、髪の成長に必要な栄養素の供給が妨げられ、結果として抜け毛が増えることもあります。

2. 化学成分の影響
有害物質の蓄積
シャンプーには、防腐剤や香料、着色料などの化学物質が含まれていることが多いです。これらの化学物質は、頭皮に蓄積し、長期的には頭皮の健康を損なう可能性があります。特に、これらの物質が頭皮の毛穴を詰まらせ、髪の成長を妨げることがあります。

頭皮のpHバランスの乱れ
健康な頭皮は弱酸性を保っていますが、シャンプーに含まれる化学成分は、頭皮のpHバランスを乱すことがあります。pHバランスが乱れると、頭皮は乾燥しやすくなり、細菌や真菌の増殖が促進されるため、頭皮トラブルが発生しやすくなります。

3. シリコンやコーティング剤の影響
髪の重さと負担
シャンプーやリンスに含まれるシリコンやその他のコーティング剤は、髪の表面を滑らかにし、一時的にツヤを与えることがあります。しかし、これらの成分は髪に蓄積しやすく、長期的には髪を重くし、自然な弾力性を失わせることがあります。これが髪のボリュームを減少させ、抜け毛を促進する原因になることがあります。

自然な髪の呼吸を妨げる
シリコンは髪の表面をコーティングするため、髪が自然に呼吸するのを妨げ、髪の内部に栄養が行き届きにくくなります。その結果、髪は脆くなり、切れ毛や枝毛が増えることがあります。

リンスやコンディショナーが髪に悪い理由

1. 髪への依存性を高める
過剰なコーティング

リンスやコンディショナーは、髪の表面に滑らかな膜を作ることで、指通りを良くし、ツヤを出す役割を果たしますが、これにより髪が外部の環境から過剰に保護され、自然な保護機能が弱まることがあります。これが逆に、髪がリンスやコンディショナーに依存し、使わないと髪が乾燥したり、絡まりやすくなる原因になります。

シリコンの蓄積
シリコン系の成分は、髪にツヤを与える一方で、蓄積しやすい性質があります。長期的に使用することで、髪の内部に栄養が行き渡らず、髪が細く弱くなる可能性があります。

2. 頭皮の健康を損なう
毛穴の詰まり
リンスやコンディショナーの成分が頭皮に残ると、毛穴が詰まり、頭皮の健康を損なう可能性があります。これにより、髪の成長が阻害され、抜け毛が増加するリスクがあります。

頭皮への負担
頭皮にリンスやコンディショナーが直接触れると、頭皮がオイリーになりすぎたり、かゆみや炎症を引き起こすことがあります。特に、敏感肌やアレルギー体質の人には、これがさらなるトラブルの原因となりえます。

シャンプー・リンスをやめることで
得られるメリット


1. 自然な皮脂バランスの回復

頭皮が本来の皮脂バランスを取り戻し、健康な状態になることで、髪は自然な潤いやツヤを持つようになります。また、乾燥や脂っぽさの問題も解消されやすくなります。

2.頭皮のデトックス効果
シャンプーやリンスをやめることで、頭皮に蓄積していた化学物質が排出され、健康な状態に戻ります。これにより、頭皮のバリア機能が回復し、抜け毛が減少することが期待されます。

3. 髪質の改善と増毛効果
水シャンを続けることで、髪が柔らかく、健康な状態に戻り、髪のボリュームが増えることがあります。これにより、薄毛や抜け毛に悩んでいた人も、髪がしっかりと生えてくるようになるでしょう。

水シャンの効果
水シャンとは、シャンプーやリンスを使わず、ぬるま水で頭皮や髪を洗う方法です。この方法では、自然な皮脂のバランスが保たれ、頭皮が本来の健康な状態を取り戻すとされています。宇津木さんは、水シャンを続けることで、髪が徐々に増え、強くなると述べています。

主な効果
- 自然な皮脂バランスの回復

頭皮が自ら皮脂を適切に分泌するようになり、乾燥や脂性の問題が改善される。

- 毛髪の増加
健康な頭皮環境が整うことで、抜け毛が減り、髪が再生しやすくなる。

- 髪質の改善
髪の自然な潤いやツヤが戻り、強くなり、まとまりやすくなる。

水シャンの始め方と注意点
水シャンを始める際には、最初の1〜2か月間は、髪や頭皮がシャンプー依存から回復する過程で、脂っぽさや不快感が増えることがあります。しかし、宇津木さんによると、この時期を乗り越えると、徐々に髪や頭皮の状態が改善されるとのことです。

水シャンは、シャンプーやリンスを使わずにぬるめの水だけで髪と頭皮を洗う方法です。

水の温度は?
私たちの体内温度は36度から37度ですが、皮膚表面の体表温度は34度から35度です。
皮脂はこの温度で液状のまま出てきたので34度から35度あれば洗い流せます。あまり熱いと保湿のかなめである細胞間脂質を溶かして、髪や頭皮を乾燥させてしまうので気をつけてください。

指の腹で頭皮をマッサージ
指の腹を使って、頭皮を優しくマッサージします。ゴシゴシと擦らず、優しく揉みこむように動かします。頭皮全体をまんべんなくマッサージし、血行を促進します。
ロングヘアの人はブラシでとかしながらシャワーで流すか、10本の指を使って手櫛の要領で根本から毛先に向かってとかすつもりで洗いましょう。

乾かすには?
タオルでできるだけ乾かしておきます。髪の毛が多い人はもう一枚バスタオルを使用してもいいかもしれません。ドライヤーは使用しません。ドライヤーは髪や頭皮を痛める原因になります。ドライヤーの1番の問題は『熱』です。
髪はケラチンと呼ばれるタンパク質でできていて、タンパク質は60度以上になると変性してしまいます。髪の毛が長い方は自然乾燥に時間がかかるのでドライヤーを使う場合は弊害を最小限にとどめるために髪を持ち上げておいてその下から風を当てると乾きにくい根元から先に乾かせます。さらに、温風と冷風を交互に当てること、1箇所に集中してあてないこと、髪から15センチほど離すことなどを守りましょう。地肌が完全に乾いて、毛先が少し湿っている状態で止めるのが基本です。

慣れてきたら5日に1回に挑戦
最初の数週間は、髪や頭皮が皮脂のバランスを取り戻すまで、べたつきを感じることがあるかもしれません。これは正常な反応で、皮脂分泌が調整されるまでの期間です。
しかし、毎日水シャンを続けていると、3週間ほどで、皮脂の分泌量が少なくなり始め、たいていは4ヶ月から5ヶ月ほど皮脂腺はすっかり縮んで、皮脂の分泌量は最盛期の半分ほどに減ります。そうするとべたつきも匂いももはや過去のもので何より頭皮や毛穴も健康な状態に戻り、この頃から神に腰や張りが出てきたことを徐々に実感するようになるはずです。慣れてきたら毎日していた水シャンの感覚を少しずつ伸ばしていき、まず洗髪する日を1日おきにする。次に2〜3日に1回にしてみる。それに慣れてきたら4〜5日に1回まで伸ばします。

悩んだときの対処法
どうしても、ベタつきが気になるなら

水シャンに切り替えて、しばらくはベタつきや臭い、かゆみなどを経験するかもしれません。それらに耐えれなくてシャンプーに戻ってしまう人も残念ながらいます。シャンプーを止めた当初1番多い悩みがベタつきかもしれません。ベタつきが我慢できない場合はシャンプーするのではなく、少し熱めのお湯で洗うことをお勧めします。また、1日2回水シャンをするとか、もしくは、ごく少量のシャンプーか純石鹸で洗うのも良いでしょう。シャンプーは絶対に使わないぞとはじめから力まないほうが、挫折しないで済むかもしれません。ただ、シャンプーをすればするほど、皮脂がじゅくじゅく出て、皮脂腺が肥大すると言う事は常に意識して、なるべくシャンプーの量を減らしていく努力は続けてください。

シャンプーが恋しいなら「純石鹸+クエン酸」
シャンプーなどの合成洗剤が、科学的に合成された界面活性剤なのに対して、純石鹸はオリーブ油やヤシ油、パーム油などの植物性の油や牛脂などの動物の油をベースに苛性ソーダなどを加えることで、界面活性作用を持たせたものです。自然界にある原料から作られている点が合成洗剤のシャンプーとは決定的に異なります。
リンスには、クエン酸を使いましょう。純石鹸で髪の毛を洗った後はアルカリ性に傾きますが、弱酸性のクエン酸を使うことで中和できます。

クエン酸リンスの作り方
洗面器1杯のぬるめのお湯に小さじ約2分の1のクエン酸を入れてよくかき混ぜるだけです。分量を厳密にはからなくても舐めても酸っぱくない程度のごく薄いものと覚えておけばいいです。クエン酸のリンスに触れると髪の毛は一瞬にして中和されますので、時間を置く必要はありません。すぐに洗い流しましょう。ごくごく薄い液とは言え、クエン酸が肌につくと多少の刺激になるかもしれませんので十分にすすいでください。

シャンプー業界への批判
宇津木さんは、シャンプーを使わない生活を推奨する一方で、シャンプー業界のマーケティング戦略にも言及しています。彼は、多くのシャンプーが「清潔さ」や「美しい髪」を謳っているものの、実際には化学成分によって髪と頭皮を傷つけ、使用者をシャンプー依存にさせていると指摘しています。

業界への主な批判
- 消費者の誤解

シャンプーが必要不可欠であると信じさせられているが、実際には髪と頭皮の自然な回復力を抑制している。

-リンスやトリートメントの必要性の創出
シャンプーによって乾燥した髪を補修するために、リンスやトリートメントを使う必要が生まれているという問題。

水シャンの結果と成功体験
宇津木さん自身の経験や、水シャンを実践した読者の成功体験も多く紹介されています。多くの人々が、水シャンによって髪が増えただけでなく、髪質が改善し、頭皮の健康も向上したと報告しています。

実践者の声
抜け毛が減少

長年の抜け毛や薄毛に悩んでいた人々が、水シャンを実践することで、髪の健康が回復し、抜け毛が劇的に減少した。

フケやかゆみの改善
シャンプーをやめることで、頭皮の乾燥やフケ、かゆみといった問題が解消され、快適な頭皮環境が保たれるようになった。

まとめ
宇津木龍一さんの『シャンプーをやめると髪が増える』では、現代のシャンプー文化に疑問を投げかけ、自然な方法で髪と頭皮を健康に保つ「水シャン」の実践を推奨しています。シャンプーに含まれる化学物質が髪や頭皮に与える悪影響を強調し、シャンプーをやめることで髪が増え、質が向上すると述べています。湯シャンは最初こそ不快に感じることがあるかもしれませんが、長期的には大きな効果をもたらす方法です。
水シャンに興味がある人にとって、この本は髪や頭皮の健康を取り戻すための貴重なガイドとなるでしょう。

僕も男性ホルモンを打ち始めてもうすぐ11年になりますが、薄毛が気になってきているので試しにシャンプーなしで水シャンを3ヶ月続けてみようと思います。経過はこちらで投稿させていただきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?