見出し画像

あなたが最後に頑張ったのはいつですか?(禁煙しよう)

こんにちは。喫煙者のみんな禁煙しよう。
実際、禁煙した僕が言います。
身体的、精神的にメリットしか感じません。

タバコは長い間、僕の日常の一部でしたが、やめることを決断して本当に良かったと感じています。禁煙によって、精神的にも身体的にも多くのメリットを得ることができたので、その体験をシェアしたいと思います。
実は、僕は18歳から現在31歳までタバコを吸ってきました。1日1箱の電子タバコと紙タバコを併用して吸っていました。

きっかけは、仲のいい友達が禁煙したことですが、冷静に考えて体に悪いとわかっているものにお金を払い続けているのはバカじゃないか?と思い始めました。
例えるなら、倒産するとわかっている会社の株を毎月買い続けているようなものです。

こんな記事を読んだだけで辞めれるかよと思う人もいるでしょう。はい、その通りです。無理です。僕も記事を読むだけでは禁煙はできなかったです。
ちゃんと禁煙外来に通いましょう。禁煙外来では禁煙パッチという体にはるシールを処方してもらえます。僕たちは、タバコからニコチンを摂取していましたが、すでにニコチン依存症になっている体は、急にニコチンがなくなると離脱症状が出てきます。ですので、禁煙パッチからニコチンを摂取して徐々にニコチンの量を減らしていきます。
あとは、意志の力も必要です。あなたが最後に死ぬ気で頑張ったのはいつですか?あなたがまだ40代前なら禁煙するメリットは大きいです。死ぬ気で辞める価値はあると思います。
では、一度禁煙するメリットを紹介します。

禁煙の精神的・身体的メリットをより詳しく説明します。

精神的なメリット

1. 自由とコントロール感の向上
タバコを吸うことへの依存から解放されると、自分の行動に対するコントロール感が大きく向上します。喫煙習慣があると、ニコチンが切れるたびにタバコを吸いたくなる衝動が生まれ、それに従う生活が続きます。しかし禁煙すると、そういった衝動から解放され、自分の意志で生活をコントロールしている感覚を得られます。

2. ストレスの軽減
一見、タバコを吸うことでストレスが和らぐように感じることがありますが、実は喫煙者はニコチン依存によって定期的にストレスが増加しています。禁煙すると、ニコチン切れによるイライラや不安感がなくなり、心の安定を取り戻すことができます。これにより、長期的にはストレス耐性が向上し、リラックスしやすくなります。

3. 集中力の向上
タバコを吸っていると、ニコチンの影響で注意力が散漫になったり、喫煙の中断が生じますが、禁煙後はこれがなくなります。ニコチンが脳の働きを一時的に刺激するものの、その後に疲労感が強まり、集中力が低下することがあります。禁煙後は、そういった波がなくなり、安定した集中力を保つことができます。

4. 自己肯定感の向上
禁煙を成功させることで、「自分はやり遂げられる」という自己肯定感や達成感が得られます。何かに依存していた状況から抜け出したことで、自己信頼が深まり、新しいチャレンジに対しても前向きに取り組めるようになります。

身体的なメリット

1. 肺機能の改善と呼吸の向上
タバコをやめると、肺機能が改善し、呼吸が楽になります。喫煙は肺や気管にダメージを与え、慢性的な炎症を引き起こしますが、禁煙後はこれらの問題が徐々に回復し、息切れが減り、特に運動時や階段の昇降などで楽に感じるようになります。禁煙後、1年以内には肺機能が劇的に向上することが一般的です。

2. 循環器系へのメリット
喫煙は血圧や心拍数に悪影響を与えますが、禁煙することで血流が正常化し、血圧が下がり、心臓への負担が減ります。これにより、心臓病や脳卒中のリスクが大幅に減少します。また、手足の血流も改善され、冷え性が軽減されることもあります。

3. 味覚・嗅覚の回復
タバコは味覚や嗅覚を鈍らせる効果がありますが、禁煙後はこれが回復し、食べ物の味や香りをより強く感じられるようになります。これにより食事がさらに楽しくなり、健康的な食生活を維持するモチベーションにもつながります。

4. 肌の改善
喫煙は皮膚の血流を妨げ、老化を早める原因となりますが、禁煙することで肌のトーンが明るくなり、シワやシミが改善されることがあります。肌の再生能力も高まり、より健康的で若々しい外見を保つことができるようになります。

5. 免疫力の向上
喫煙は免疫機能を抑制し、風邪や感染症にかかりやすくしますが、禁煙することで免疫力が強化され、病気にかかりにくくなります。これは、身体が回復するために必要な栄養や酸素がより効率的に体内に循環するようになるためです。

これらの精神的・身体的メリットは、禁煙の大きな動機となり、多くの人にとって生活の質を向上させる大きな要因です。
また、最大のメリットだと感じたのは睡眠です。今まで寝つきが悪く、朝起きた時もだるくてベットからすぐに起き上がることができませんでした。今はアラームをかけなくても毎日同じ時間に気分よく目覚め、朝のルーティンをこなしています。

禁煙による睡眠の質の向上
タバコに含まれるニコチンは、睡眠に悪影響を及ぼすため、禁煙することで次のような形で睡眠が改善されることが多いです。

1. 入眠がスムーズになる
ニコチンは覚醒作用を持つため、タバコを吸っていると脳が興奮し、リラックスして眠りにつくことが難しくなります。禁煙すると、覚醒状態が改善され、入眠がスムーズになります。特に寝る前にタバコを吸う習慣があった場合、禁煙によりその影響がなくなるため、より早く自然に眠りにつくことができます。

2. 深い眠りが増える
ニコチンはレム睡眠(浅い眠り)を増やし、ノンレム睡眠(深い眠り)の時間を減少させることが知られています。禁煙後、深い眠りの時間が増えることで、体の回復力が高まり、翌日の疲労感が軽減されます。また、ノンレム睡眠は脳の休息にも重要なので、脳のリフレッシュがしやすくなり、翌日の集中力や気分も改善されます。

3. 夜中の目覚めが減る
喫煙者は、夜間にニコチン切れが原因で中途覚醒することがあります。禁煙後はニコチン依存がなくなるため、夜中に目覚める回数が減少し、眠りが途切れることが少なくなります。これにより、一貫した睡眠サイクルが維持され、朝までぐっすり眠れるようになります。

4. 睡眠時無呼吸症候群のリスク低下
喫煙は気道の炎症を引き起こし、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。禁煙することで、気道の炎症が軽減され、呼吸が改善されるため、無呼吸やいびきが減り、質の高い睡眠を得られるようになります。

5. 睡眠リズムの改善
禁煙によって、体内のサーカディアンリズム(体内時計)が正常化します。タバコは一時的に目を覚ます効果があるため、自然な眠気を妨げることがありますが、禁煙するとその影響がなくなり、自然な睡眠サイクルが戻ります。これにより、夜にスムーズに眠り、朝も自然に目覚めやすくなります。

禁煙により、これらの要因が改善されることで、全体的な睡眠の質が向上し、日中のパフォーマンスや健康状態も良くなります。睡眠の質が改善されることは、精神的・身体的な回復にも大きく寄与します。

ニコチンの影響で、眠りにくくなったり睡眠が浅くなったりすることで、長期的には精神的・身体的な健康に悪影響を及ぼす可能性があります。禁煙することで、こうした睡眠への弊害が改善され、より質の高い睡眠を得られるようになるでしょう。

禁煙成功のコツ
禁煙を成功させるためには、何よりも「明確な理由」を持つことが重要だと感じました。私の場合は、お金と健康、それから彼女が大きなモチベーションになりました。最初の数日は辛かったものの、時間が経つにつれて徐々に楽になり、今ではタバコのない生活が普通になっています。

僕は1日1箱必ず電子タバコを吸っていました。(紙タバコは電子タバコの充電がなくなった時などに吸っていた)
タバコ代は1日500円✖️31日=月15500円
年間で言うと年18万6000円です。
ちなみに5年だと93万円です。
中古車が2台買えます。
どうですか?これほどのお金を節約できれば旅行にもいけますし、必要な家電、家具だって買えますよ。家族のためにちょっと高いディナーだって行けてしまいます。

禁煙外来の費用
禁煙外来では、保険適用が受けられる場合と自費になる場合があります。保険適用を受けられる条件を満たせば、費用はかなり抑えられます。

1. 保険適用の場合
日本では、一定の条件を満たせば禁煙治療に健康保険が適用されます。この場合、3割負担で治療を受けることができ、自己負担額は約12,000円~20,000円程度です。治療期間は通常12週間(3か月)で、5回程度の通院が必要です。

保険適用の条件
- 1日に10本以上のタバコを吸っている
- ニコチン依存度テスト(ブリーフニコチン依存度質問票)で一定以上のスコア
- 禁煙を本気で始めたい意思がある
- 12週間(3か月間)のプログラムを完遂する意思がある

2. 自費診療の場合
保険が適用されない場合、全額自己負担となり、費用は30,000円~50,000円ほどかかることが一般的です。クリニックや治療内容によって費用は異なりますが、治療期間や使う薬によって変動します。


では、最後に禁煙中に現れる離脱症状(禁断症状)を説明します。
禁煙中に現れる離脱症状は、体がニコチンに依存している状態から回復する過程で起こります。これらの症状は、通常は一時的なもので、数日から数週間程度続きますが、個人差があります。以下が主な離脱症状です。


1. イライラや不安感
禁煙後、イライラや不安感が強くなることがあります。これは、ニコチンが脳内の神経伝達物質に影響を与えていたため、突然のニコチン欠乏によってストレス耐性が低下するためです。これが原因で、人とのやり取りや日常の出来事に対して敏感になりがちです。

2. 強い喫煙欲求(渇望)
最も典型的な症状は、強い喫煙欲求です。体がニコチンを求め、再びタバコを吸いたくなる衝動に駆られます。この喫煙欲求は、特に最初の数日から1週間がピークで、その後は徐々に軽減します。ただし、特定の場面(食後や休憩時)で欲求が再燃することがあります。

3. 不眠や睡眠障害
ニコチンは覚醒作用を持つため、禁煙後に体がそれに慣れるまでの間、不眠や睡眠の質の低下が見られることがあります。眠りにつきにくかったり、夜中に何度も目が覚めたりすることがありますが、数週間で改善されることが多いです。

4. 集中力の低下
ニコチンは短期的に脳を活性化させるため、禁煙すると一時的に集中力が低下することがあります。仕事や勉強に集中しづらく感じることが多いですが、これは体がニコチンなしで機能するように適応している証拠です。時間が経つにつれて、自然に改善されます。

5. 食欲増進と体重増加
ニコチンには食欲を抑える作用があるため、禁煙すると食欲が増進し、結果として体重が増加することがあります。特に口寂しさを感じるため、間食が増えやすくなりますが、適切な食事管理と運動で対策が可能です。

6. 頭痛やめまい
禁煙によって血圧や心拍数が下がるため、最初の数日間は頭痛やめまいが起こることがあります。これは、体が正常な血流や酸素供給に再適応しているためです。

7. 便秘や消化不良
ニコチンは腸の動きを活発にする効果があるため、禁煙後に便秘や消化不良が一時的に発生することがあります。この症状も体が適応すれば改善しますが、食物繊維を摂取したり、水分を十分に取ることで対策が可能です。

8. 気分の落ち込み(うつ状態)
一部の人は禁煙後に気分の落ち込みや軽いうつ状態を感じることがあります。これは、脳内の報酬系に作用していたニコチンが突然なくなったため、気分を安定させるホルモンであるドーパミンの分泌が一時的に減少することが原因です。この症状も時間とともに改善します。

これらの離脱症状は、通常は数日から数週間で軽減し、最終的には消失します。辛い時期ですが、これらの症状は体が回復している証拠であり、禁煙を継続することでより健康的な生活が待っています。禁煙外来やサポートグループを利用することで、離脱症状を乗り越えやすくなります。

いいなと思ったら応援しよう!