奈良県中小企業家同友会

「あなたは他人のどこを見て信頼しますか」
というお題はすごく難しかった。
そのため、まずは、信頼と信用がどう違うのかという話から始めたが、これもまた難しい。
私個人の意見では、相手が信頼に足る人物か否かというのは、その人の人柄がわかった時点で割とすぐにきまりそうであるが、信用するに値する人物かどうかは、長い時間をかけなければわからないものだと思っていた。
そのため、最初の時点で私は、「信頼と信用どちらが欲しいか」という問いには信用と答えた。
話を進めていくうちに、「信頼と信用どちらがより相手との距離が近いのか」という疑問が浮かんだ。そして信頼と信用をSNSに例えるならば、信頼はLINE、信用はtwitterではないかという結論に至った。
それはなぜか?
信頼が人柄によって決まる評価だとすれば、直接会って相手の人となりを見きわめる必要がある。LINEはほとんどの人が直接会って連絡先を交換するからこそ、信頼を表すSNSに相応しい。
対してtwitterは、情報の海の中から欲しい物を取捨選択して得ることができるし、それでも足りなければ情報を持っている人にDMをして、欲しい物を受け取ることができる。つまりtwitterでは最初から私達は、相手に対して信頼を求めていない。欲しいのは確実な情報というデータであるからだ。

というような議論をした。
そして、最終的には私が欲しいのは信頼だと考え直すよい機会となった。

(もしも、自分の命を預けるのなら信頼できる相手がいいな。)


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