透析中に書いた詩
人のせいにしちゃダメだって
叩かれて育った
大人になっても親のせい
社会のせい政治のせい
時代のせいにしちゃいけないって
そうやって行き場をなくした
くやしさ そのやりきれなさは
粘度の高い自分のせいの
かたまりになって
いつまでも踏んづけた靴の裏の梅ガムみたいにへばりついてとれない
ねえ死にたい人
ほんとにそれってアンタのせいなの?
ねえ自傷を繰り返すそこの人
ほんとにそれってアンタの罪なの?
悪いのは全部あいつらのせいだって
言ってやれ
死ぬのはそれからだ
いや、やっぱ、嫌だ死ぬな