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【映画】死刑に至る病

阿部サダヲの目が怖すぎる。

阿部サダヲの歯が白すぎる。

怖いて。

ずっと阿部サダヲが怖かった。
なんかもう顔が。顔が無理(ごめんなさい)
役者さんってすごいなあ…

てかこういう、異様に人に取り入って操るのが上手い人っているよね。怖いよね。ああいう人。好きになっちゃうんだけどさ。


さて。

阿部サダヲが怖くて気になって観た映画なんだけど、
もっと上を…期待していた…!!!!!

もっとじんわり、背筋が冷たくなるような怖さを、期待していた…!!!!!!!

面白かったんだけど、もうちょっと何かほしい!

なんだろ、登場人物が全てを言葉にして説明してくれるから興醒めしちゃう…のかな?
それとも、阿部サダヲの冤罪調査がスケール小さすぎて飽きちゃうのかな?
ロン毛の男があまりにも怪しい風貌すぎて、コスプレみたいで一線引いちゃったのかな?これ全部のような気もする。
ここの違和感が言語化できない…モヤモヤする。

あと、邦画あるあるなんだけど、
演技がもうちょっと自然だといいなあ…
邦画の芝居がかった感じとか、下手な棒読み感が強い映画が多くてちょっと苦手。


いろいろ書いたけど全体的には面白かった!

阿部サダヲが主人公の本当のお父さんである説が出て、主人公がどんどん不安定になっていくところはヒヤヒヤしたし、
最後の女の子が阿部サダヲの信者?っぽいシーンはなるほど〜となった。
あと、最初用水路に花びらまいてるシーンから始まるんだけど、
後半でそれが花びらじゃなくて人の爪だとわかったとき、うわあ…って声出た。
血みたいな模様の花びらだなあ。とか思ってたらさ、本当にそうなんだもん。怖すぎ。

阿部サダヲは人格者っぽくも振る舞えるけど、結局本性は快楽殺人鬼。
いちど阿部サダヲのターゲットにされた人間は、一生逃げられないんだな…主人公や主人公の彼女も、これから一生引きずる傷を背負わされてしまうんだろうか。

最悪だ。

だけど集めた爪を捨てたり、小屋を焼くシーン、「僕はこういう生き方しかできない」みたいなセリフから、
この人ももしかしたら、普通に生きたかったのかもしれない。
普通に生きられないからあえて捕まって、殺人鬼の自分と決別したかったのかもしれない。

…などと考えてしまっている私は、阿部サダヲに洗脳されている1人なんだろうか…ブルブル…

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