【映画】ルックバック
監督 押山清高
原作 藤本タツキ
作画、すんご〜〜〜。
藤本タツキ先生のイラストが、そのまま動いとる。
ジブリともまた違う温かみのある絵と動きで、50分があっという間だった。
早すぎて、もう終わり!?ってなったもんね。
全場面が名場面だったんだけど、やっぱり一番は
藤野ちゃんが京本ちゃんに
「藤野先生のファンです!!」
って言われて、その場では平静を装ってたけど
雨の降る田んぼを帰りながら、どんどん嬉しくなって
最後にはスキップしながら帰るところ。
すごいよ、なんだよあれ。。。なんだよあの映像。。。なぜか涙が出てきたよ。
そんなこんなでふたりは共同で漫画を描き始めて、中学生にして連載五本!すごすぎる。
やはり、熱量。熱量がないとクリエイターはやってけないのだ。
私は家族に絵を馬鹿にされて、人前で描くのをやめてしまったのだけど、
それはただのきっかけで、彼女らほどの熱量がなかった私はいずれ何かの理由をつけて描くのをやめてただろうな。
やっぱり熱い想いを抱えて作られた作品からは魂を感じるものだから、、
さて、映画の話に戻るけど
何だかんだあって別々の道を歩むことになったふたりだけど、絵を描くことはやめない。
藤野ちゃんは漫画家、京本ちゃんは美大へ。
ある日、最悪の事件が起こる。ある男の逆恨みによる美大生殺傷事件。
これは、明らかに京アニ事件のことだよね、、
漫画では表現が変更されていたらしいけど、映画ではそのまま映像になってた。
努力に努力を重ねて今の場所にいるクリエイターたちが、理不尽な暴力で命を落とす、、
2度とあってはいけない事件だ。
ちなみに映画の入場特典でネーム本をもらったんだけど、まるっきり漫画と映画が同じ内容じゃないのね。
ちょっとだけ変わってたり、演出が追加されたりしてた。
最後のタイトル回収の場面も、これは良い演出や…ってなった。あんなん誰でも泣くだろ。
今回映画館にめっちゃ人がおおかったので、人が少なくなったころにもう一回観に行こうかな。じんわり心に残る作品でした。
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