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日ハム・新庄監督マーケットインの凄み!

新庄監督マーケットインの凄み!
今年で3年目・日ハム新庄監督が、ここにに来てマーケットインという形で凄みを見せました。
◆マーケットイン・「全ては現場に聴け」ということ。
 2軍(ファーム)から上げた外国人野手スティーブンソン選手をいきなり、ノーアウト満塁で代打出場させたのです。

◆ちなみに、スティーブンソン選手は今年から日ハムに助っ人として入団しましたが、春先に2軍落ち、短期で1軍に上がる。が、すぐに2軍落ちしていました。
しかし、再度落ちてからの2軍成績は、すばらしく、打率は3割、左バッターですので、レフトへの流し打ちホームランもしばしばありました。

なぜ、新庄監督がスゴイのか?
現在、日ハムは2位で、8月23日から首位ソフトバンクとの3連戦でした。ゲーム差は離れていても、此処で勢いに乗れば、クライマックスでの心理的影響も大です。

しかし23日の初戦は負けました。
続く24日の2戦目、スティーブンソン選手をいきなり、ノーアウト満塁で代打出場させたのです。
ノーアウト満塁で(なんで?でしょ。)
結果は、浅いライトフライでした。ダブルプレーではありませんので、ワンアウト満塁になりました。(これはこれで最・最低限のお仕事でしょう、その後の打者が走者一掃のヒット)

しかし、そんなことよりあの場面で、スティーブンソン選手を指名する監督が、今までにどれほどいたことか、
スティーブンソン選手の日本における実績と置かれた立場が同等と考えた場合には、ほとんどいないと思います。
そのシチュエーションに驚きと凄みを感じました。

どなたかは忘れましたが、解説者の方が言われた言葉を思い出しました。「2軍から上がってきた選手はすぐに使うものである。状態や調子が良くて上がってきたのならなおさらだ。」

スティーブンソン選手の話に戻ると、
真夏の千葉での2軍生活はとても長く感じた事でしょう。
なれない生活と猛暑、成績を上げても、なかなか1軍へは呼ばれません。(外国籍登録の問題もあるでしょうが。)頑張りました。

新庄監督も「コーチから聴いたスティーブンソン選手の長い2軍生活、そこでの態度状態から、さあ、うっぷんを晴らす番だよ」と送り出したと想像します。
又、ここで活躍したら、新たな戦力になるとの計算も含めて。新庄監督の凄みを感じた一瞬でした。

スティーブンソン選手はいまだに代打でヒットは出ていませんが、あのくそ暑い千葉を思い出して、来年も日ハムでプレーが出来る様に期待します。
グットラック!

★最後になぜ、スティーブンソン選手が気になったのか。
たまたま彼が1軍に上がって来た試合で、ヒーローインタビューを受けたのを見てからでした。いかにも、クラーク・ケントぽぃ・ハッスルベースボールマンを感じました。
きめは細かくないが、野球を受け入れようとする動きが好きになりました。

追記6年9月9日
◆スティーブンソン選手が退団しました.既に帰国したみたいです。
 上記「2軍(ファーム)から上げた外国人野手スティーブンソン選手をいきなり、ノーアウト満塁で代打出場させたのです。」あの時が、新庄監督とスティーブンソン選手の”一期一会”でした。
あの猛暑の鎌ヶ谷をプラスに変えて、スティーブンソン選手にはメジャーでの活躍の一報を期待します。


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