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欅が創り出したもの〜プロローグ〜


2014年冬

○○:ふぁ〜〜....眠い....

俺は○○ 。26歳
ごく普通の会社員だ。

部下:○○先輩!!

こいつは俺の部下。一言で説明するとなんの特徴もない奴。でもいざとなったら頼りになる.....はずだった。

○○:どうした?そんな急いで

部下:この資料今日締め切りなんですか!

○○:...お、おう....っては?!こんなに量あるじゃん!どうして?!

部下:..すいません!締め切り来週かと勘違いしてました!

○○:と、とりあえず早く終わらせよう!

部下:...せ、先輩?手伝ってくれるんですか?

○○:...当たり前だろ。部長になんて怒られたくないしな。

部下:....ありがとうございます!

○○:いいから早くやるぞ!

部下:はい!


必死に頑張った俺たちだったが、資料は完成できなかった。


部長:何やってんだお前!!

部長:締め切りまでには間に合わせろって毎回言ってるだろ!!

部下:...はい。申し訳ございませんでした。

部下はこっ酷く怒られた。

部長:....お前はクビだ。

部下:....え?どういうことですか!部長!

部長:出てけ!!!

部下:.....はい

部長:○○。新しい部下をすぐに送る。指導頼むぞ

○○:待ってください部長。

部長:なんだ?

○○:僕も今日付でやめたいと思っています。

部長:..なんだと?なぜだ?

○○:部長には短い間でしたが、とてもお世話になりました。しかし、僕はあいつがいない会社でやっていける自信がないです。

部長:...わかった。部下が信じる道を手助けするのが俺の役目だ。これからも頑張れよ。

○○:はい。お世話になりました。

部下:○○先輩。ありがとうございました。

○○:何言ってるんだ。

部下:...??

○○:俺もやめるぞ。

部下:え!!なんでですか!

○○:お前がいなきゃ俺もやってる意味わからなくなってるしな!これからも頼むぜ。後輩

部下:はい!

会社を辞めた僕たちは次の仕事を見つけるために必死だった。

だが、ある日の夜。悲劇は起こった。

部下:全然いいところ見つからないっすね〜

○○:モグモグ

部下:ちょっと先輩!聞いてるんですか!

俺たちは夜ご飯を食べていた

○○:すぐ見つかるさ。

部下:...(いつもポジティブなのすごいなぁ...)

○○:さぁ!今日はこの辺にしとくか!

部下:そうですね!

○○:じゃ!また明日!

部下:はい!

俺はいつものように手を振って見えなくなるまであいつを見届けた。

あの時、一瞬、俺は最悪な予感がした

右から猛スピードで走ってくる車
ゆっくり横断歩道を歩いてる部下

その最悪な予感が的中した。

○○:....え?

俺は自我を失いダッシュであいつの元へ行った。

部下:.....せ、先輩....

○○:いいか!喋らなくていい!

部下:....僕...みたい...な人を....

○○:...や、やめろ....それ以上何も喋るな!

部下:......作らないでくださいね.....先輩...ありがとうございました....

○○:....え?...お、おい!早く目覚せ!こっからなんだぞ俺たち!

ああつはすぐに病院に搬送されたが、

○○:あいつは!

医者:○○さん。申し訳ございませんでした...4

○○:....そうですか...ご尽力尽くして頂きありがとうございました....

医者:...."また同じような"ことをしてしまい申し訳ございませんでした

ダダダダダダッ

ガシッ!!

医者の胸ぐらを掴む○○

○○:....その話はもうしないと言ったはずですよね...

医者:...す、すみませんでした....

医者は○○の鋭い眼差しに恐怖を覚えた

○○:....それでも助けようとしてくれてるあなた達には感謝しかありません。

医者:...

○○:ありがとうございました....


僕は家に帰った。

○○:......どうしてあいつなんだ....

少しずつ涙が溢れてくる○○

○○:.....うわぁぁぁぁぁぁ!!!

俺はまたも自我を失い、家のものを壊し続けていた。

そんな日々が続いたある日

あいつのニュースが流れてきた

犯人は飲酒運転で捕まったらしい。

他人目線なら犯人が捕まって嬉しい。だが俺からすると

○○:...あいつはもう帰ってこない.....


嬉しいどころか更に精神をおかしくした。

そんな時一通のメールがきた

○○:...誰だぁ...

精神がおかしくなった俺はそのまま床に倒れていた

ピンポーン....ピンポーン.....

ドンドンドンドン

??:○○!いるんだろ!開けろ!

○○:...どこかで聞いたことある声だ

俺はドアを開けた

??:○○!平気か!

○○:こ、今野さん?

今野:○○....もう平気だ。お前は1人じゃない

懐かしい。最後に抱きしめてもらったのはあの日だったかな。

今野:もう落ち着いたか?

○○:..はい。てかどうして?

今野:ニュースに映ってた

○○:.....そうですか

今野:とりあえず座るか

○○:はい。

今野:辛かっただろう

○○:....はい

今野:あの時とn...

○○:やめてください

今野:......そうだよな...お前はこの話をもう聞きたくないんだもんな

○○:......

今野:..でもな、ずっと過去から逃げてちゃなんも変わらないぞ。

○○:......

今野:俺はもうお前に悲しい思いはさせたくないんだ。

○○:........

今野:だがな、お前にまた坂道グループのマネージャーをやってもらいたい。

○○:......お断りします。

今野:....

○○:....スカウトしに来たんですか

今野:.....いや、慰めに来た。だが、お前がまたやり直したいというならチャンスを与えてやろうとしたんだが、

○○:......

今野:....まぁそんな簡単に決めれないよな。気が向いたら来いよ。

と封筒を渡された。

中身は

○○:欅坂46?

○○:今野さん!乃木坂じゃないんですか?

今野:2015年夏欅坂46という新しい坂道グループが結成する。

○○:....へぇ

今野:なんだ。興味津々じゃないか。やっぱりやりたいのか。なら今すぐに秋元先生に言ってやるよ。

○○:いやいやいやい!やるとは言ってないです!でも、少し考えさせてください。

今野:....代わりが見つからないうちにはやくしろよ

○○:はい。

○○:欅坂46.....か



*この物語はフィクションです。実在のものとは一切関係ありません。





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