2024上州武尊山スカイビュートレイル80k参戦記 還暦おばさんチャレンジ トレイルランニング編その14
外圧がないと動かない無職のアラ還おばさんです。
9月22日上州武尊山スカイビュートレイル80kに参戦したので記録しておこうと思います。距離と制限時間と開催時期を考えて初参加を決めました。
じょうしゅうほたかさんと読むのですが、なかなか読めません。130kmと80kmがあります。80kmは130kmのコースをショートカットするような感じで大部分は共通です。前日新幹線で高崎まで行き、そこからバスで会場に向かいます。受付で、必携品チェックはココヘリだけ確認されました。受付後はバスで宿泊する民宿へ。食事は大変おいしかったのですが、ドライヤーと湯沸かしがあればなおよかったな。
大会は7時スタート。5時にバスで出発しますので、用意しておいたパンとレトルトおかゆなどを朝ごはんにしました。スタートそばのきれいな役場の建物内に女子控室がありますので時間まで過ごせました。開会式では、コースの説明があり、湿地帯に雨が降り、膝上までつかる水たまりがあり注意してくださいと言われましたが、まさか....…
スタート時はほぼ雨は上がっていましたが、第1エイド、川場スキー場に着くころには降ってきましたので、雨具を身に着けました。それほど暑くもなかったので、ゴールまで着て走ることになりました。これから最高地点の武尊山に登っていくわけですが、その少し手前に関門があり、そこを無事通過できるか少し心配していました。ですが、まだかまだかと進んでいるうちにいつの間にか越えていたようで、どこにあるかよくわかりませんでした。
高度が上がり天気も良くないので、少し寒く感じる場面もありました。暑いよりはだいぶましなので気にせず進むと、コースの最高地点の分岐に着きましたが、なんとそこは山頂ではなく、武尊山山頂はコース外で、ピークを踏みたければ寄り道しなければなりません。天気悪いし時間が気になるのでやめておきました。
ここから悪路の下り道です。避けられない水たまりが次々出てきて防水シューズもすっぽりはまり意味がなくなってきました。膝下まで入る水たまりをいくつか超えた後、本当にありました!膝上までつかる恐ろしい水たまりが。天気が良くても水があって、飛び石などで越えるようなところらしいのです。おそらく、有名な湿地帯の尾瀬が近いので、似たような地形なのでしょうかね?
泥沼地獄を越えて次のエイド、ほたか牧場に着いたのは、関門より3時間くらい前でしたのでちょっと拍子抜け。これであとの関門は問題なく超えられるでしょう。ここからは林道も多くわりと走れるコースになります。ここで問題発生。泥水を踏み分けてきましたので、靴下の中に泥が入り込んで足首に擦れて痛い。目で見て掻き出せるものは出しても、とてもじゃないけれどきれいにはなりません。たとえきれいになったとしてもまたすぐ泥道にはまってしまうのであきらめました。とにかくこのつらさから逃れるには早くゴールするしかない。走るモチベーションになりました。
次のエイド、オグナほたかスキー場はいろいろ食べ物が多く、休む場所もありありがたかった。夕方なのでライトを準備して、夜の部へ突入です。ライトのトラブルがありましたが(必携品ライト2個とそれぞれの予備電池、そんなに必要かなと思っていたが、いりました)、予備電池で乗り切って、泥の不快にも耐えて走れるところは走りました。最後の給食エイド、赤倉橋は椅子があり座って休みながら補給できたのでとても助かりました。疲れたなと思いながらもあと20kmちょい、車道を下ってすぐにある130kmとの合流点の給水はパスして、林道をひたすら上ります。
しばらくアップダウンを繰り返し、下りパートへ。ここで転んでけがをすると困るので、少し慎重にでもできる限り速く走りました。里に下りてきて、舗装路を進み、栄光の架橋が見えてきました。そして無事ゴール。夜中の1時ころでした。ありがたいことに洗い場があり、靴と靴下と足の泥を洗い落とすことができました。足首に擦り傷ができていました。新幹線上毛高原駅への朝1番のバスに乗って帰りましたが、駅に着いたらまだ駅が開いていなくてびっくりです。東京行の新幹線は自由席でもほぼ座れるとのことでしたので予約しなくて大丈夫そうです。
おおむね参加しやすいと感じる大会でしたが、希望を言えば、近くの入浴施設を夜中に開放していただけると助かるかな。スタート前におにぎり弁当など販売してもらえるとさらに助かります。はいていた靴下は、新しかったのに、もう何度洗っても泥汚れが落ちなくてダメになってしまいましたというお土産付きです。今まで出た大会の中でも、泥道率ナンバーワンでした。
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