国際子ども図書館 ~児童書のとしょかん~
先日、司書の資格に関わる勉強も兼ねて、
国際子ども図書館に行きました。
国立国会図書館の支部図書館です!
2000年に日本初の児童書専門の国立図書館として設立されたそうです。
場所は上野にあり、
動物園や、美術館、博物館、また東京藝大からも近いところに位置しています。
どんな風に子ども向けの資料が展示されているのか、子ども以外も対象者としているのか?
…気になることが盛りだくさんでした。
建築の観点からも面白い所だと思います。
図書館は大きく「レンガ棟」と「アーチ棟」に分かれています。
レンガ棟は旧帝国図書館が活かされていて、明治期洋風建築の代表ともいわれているようです。
アーチ棟はガラス張りの建物に光が差し込む、
明るくて近代的なつくりです。
書架は主にレンガ棟にあるので、回ってみます。
「子どものへや」…国内外の子どもの絵本、読み物、昔話、知識の本
「世界を知るへや」…世界各国、地域のことばや文化に関するさまざまな本
これらがある1階だけでも、楽しめます。
「この本なつかしい!」をたくさん発見しました。
低めの位置で綺麗にレイアウトされていて、椅子は子どもも大人も座れるもの。
デザインもレトロで素敵です。
レンガの壁、白い扉、天井にはシャンデリア…
おしゃれながら本の邪魔をしないやさしい雰囲気でした。
2階にも部屋があります。
「調べものの部屋」…ティーン(中高生)向けの部屋です。“科学技術”“芸術”といった分野から、“上野”など地域関係のジャンルまで、幅広い!
「児童書ギャラリー」…100年くらい前からの本の歴史を学べます。実際に、ある時期に出版された絵本などの資料が手にとって読めます!
“本のエレベーター”があるのも驚きでした(現在は、稼働していないよう)。施設自体が歴史を感じさせます…
館内に、カフェもあります。コーヒー210円。
上野駅が最寄りではありますが、JR鶯谷駅やJR日暮里駅からも歩ける距離です。
日暮里方面に歩いて喫茶店に行くのもいいかなぁと思い立ちました。
カヤバ珈琲さん。
飲み物しかオーダーしたことがないのですが、たまごサンドなど食べ物メニューも豊富!
一階はテーブル席、二階は座敷。
内装も凝っていて、素敵空間です。
こちらのカフェから、墓地を抜けると、わりとすぐ日暮里駅に着きました。
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図書館で読んだ絵本の一部を、備忘録として…
◎ちいさなねこ 石井桃子(福音館書店)
‘おかあさんねこは、
「ふうっ!」とおこって、
「ちいっ!」とおこって、
いぬを おいはらった。’
◎ふたりはともだち アーノルド・ローベル,三木卓(文化出版局)
フォントがたまらなく可愛いし、シュールで好きです。
自意識過剰だったり、うれしくてぴょんぴょん跳ねるカエルが愛おしい。原文も読んでみたい。
※国際子ども図書館は、2020年7月10日時点で、入場制限を行なっております。また、入館時に検温があります。