情報と行動のタイムラグ
今日はこのことについてお話します。
これがない人が求められるといった内容です。
昨日の投稿で情報へのアンテナやアクセスを意識しておくことが持続的な成長に繋がるとお話しました。日々刻々と医療の技術、データが進歩する中、その方法を知らないで済まされる状況ではなくなってきました。
Twitter、FB、Instagramなど、これだけ派手に宣伝していても、まだ気付かれていないのはこちらの方法が悪いのかもですが、普段からそういった情報に着いてきていないのだとすると、どうしたものか。
それが茨城県が魅力度最下位の理由なのかもしれません。
情報は生ものですから、鮮度が大切です。
ネット上で、数年前のものを探してきて、「こういった証拠がある!」と吠えたとしても、より新しい結果が出てくれば簡単にひっくり返されます。数年前は常識だったことも今は非常識になっていることがよくあります。
よって、情報の鮮度が落ちないうちに行動に移すことが大切になります。
ここからよりリハビリテーションに落とした内容になります
自分たちの扱う情報の伝達
情報と言われると【インプット】のコトをどうしても考えてしまいがちですが、【アウトプット】も情報の形です。具体的に言うと、治療に対する技術や知識がインプットする情報であり、それを患者さんにわかりやすく伝えるのがアウトプットする情報です。
リハビリテーションの時間に行うことは精一杯のアウトプットです。それが実態を伴うものであるかないかは別として、患者さんの頭や身体に情報を伝えることで、行動を変えることが仕事です。
この情報伝達が上手くいかない人は結果が出ないでしょう。インプットだけ上手くて、アウトプットができない人もいます。知識を伝えるだけではなく、それを行う理由や必要性、結果の予想でさえも1つの要素であり、アウトプットが結果に繋がってきます。
いったんセラピストから伝わった情報は、患者の中にインプットされ、その情報を使用して日常生活を過ごします。
〈ここで、また鮮度の話になります。〉
新しく行ったこと、できる様になったことは鮮度が落ちる前に繰り返し行動に移すことが必要です。鮮度が落ちる前に行った行動のみ経験として身につきます。これがリハビリで誰かに教わっているだけでは非常に困難です。自分の中で咀嚼し、飲み込んで始めて自分の物になります。
リハビリで学んだことをその場限りとして、行動が変わっていない例をよく見ます。そこが活かされずに情報が塩漬けされていると、もちろん結果には結びつきません。
情報を与えることを一方通行で、発信ばかり重要視している例も見かけます。
そのバランスを良く考えながら今後の活動に活かしていきたいと思います。
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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