見出し画像

自分の考える人材採用についての提案

さて、世間を賑わわせている新型の感染症ですが、この影響で働き方が大きく変えられてしまう可能性があることを皆さんはもうお気づきのことと思います。

人を雇う、雇われる。
店舗を持つ、テナントを借りる。
在庫を抱える、対人でのみ商売をする。
不動産の様な価値の変動が起こる商品を扱う。

これらの内容が脅かされています。

一般のビジネスの話は自分には専門外ですが、個人クリニックの悲惨な状況は色々伝わっています。

身近な改善策として

・待ち時間を減らす
・人の集まる状況を減らす、その状況をオンタイムで伝える
・診察時間は一人〇〇分と決めておく
・診察時間を予約のみにして、終わればすぐに閉院にする
・スタッフの勤務を減らす

1日20人も診ればほとんど経営には問題ない、またはしばらくやっていけるので、これくらいの対策でクリニックは大丈夫な気がします。

もちろん内科はまた別の話ですが・・・

今後は医療を含めてビジネスを展開していく際に、今回の様な感染症の流行、地震や台風の様な自然災害、突然の金融危機、または戦争!?が起こったことまで考えている人が生き残る気がします。

上に挙げた改善策も状況に応じて必要ですが、スタッフ採用の際に、いま現在考えていることを書いてみます。

1. 常勤を少なくする

これは始めはどこも行っていることだと思います。常勤スタッフは報酬も割高です。そもそもクリニックに通院する患者さんは徐々に増えていくので、はじめから大量に雇っているとすぐにキャッシュの底が見えてきます。

ただし、働き方をこちらが指定するのではなく、必要な人材は積極的に常勤採用とし、他の働き方の人が混在可能になるようにあらかじめシステムを作って行く必要があります。

ほんとかよーと言われそうですが、自分はお金を貯めることには興味がないので、自分の給料を上げるために開業という考えは全くないです。その分を優秀なスタッフの採用に活かしたいと思います。

2. 勤務時間を自由に決められる

常勤を少なくするメリットの1つです。出勤時間や勤務時間を個人個人で決められると良いと思います。もちろん最低限の人数は必要なので、そこは常勤スタッフとし、リハビリスタッフなんかは特に自由な勤務体系にする。そして、予約システムを上手に使い、スタッフの出勤予定に合わせて予約を入れていく。これで人が余ることを防げるし、急に休むことになっても対応がしやすくなります。

もちろんそれでは組織の統制がとりにくいし、いろいろ問題になってくる所も出てくると思います。どの様なスタッフが集まるかでどんな開院時間になるかもわからない。これは今のところの内容だと思っていて下さい。

3. 1日職場体験や見学体験

これは仕組みとして成り立つのかどうかまだわかりませんが、外部で活躍している人や、当院の見学に来たい人に実際に働いてもらう。こうすることで新規採用におけるリスクを減らし、新しい考え方に触れる機会を増やし、また当院の良くない点を指摘してもらい、改善することも可能になります。

その日来た人が働ける環境が整うことは、うまくシステム化されて、一定のレベルでのリハビリテーションを提供できていることではないでしょうか。

自分でクリニックを起ち上げることを決めた時に、ある目標を持っていました。自分がいなければ成り立たない様な組織は作らないこと。また、自分がいなければここ(この人)にとって良くないと思っている人を減らすこと。どんなときでも、どんな状況になっても持続可能な組織とはその様な仕組みであるべきです。

4. 個人開業主の定期収入場所として

これはそのうち募集をかけてみたいと思います。上の内容ともかぶってくるのですが、当院は小児をみれるプロフェッショナル集団になる予定です。そこに見学や勉強に来たいと思っている人が出てくることを期待しています。

もちろん、定期的に来ていただくことになれば報酬も出し、移動や宿泊などについても規定を設けて補助が出せればと考えています。

現代社会では1ヵ所に収入を依存していることがリスクになっています。さらに自分の店を持つことも、憧れではありますが、大きなリスクになります。社会の急激な変化に対して、まず一番に支出を削る内容に、整体・マッサージが入るのではないでしょうか。

リスク管理のできる場所として、個人での動きが良いクリニックはありだと思っています。

5. 最終的な目標は

リハビリテーションスタッフの人材派遣です。

多くのスタッフが、自分のクリニックで働いた経験が財産になれる位になると良いです。あそこで○年いたから実力がある。困ったときはあそこのスタッフに聞こう。これを勉強したいからあそこに就職したい。などなど、いまオンラインで求められている知識や考えが実践できる場所を目指しています。

ここでいろいろ相談に乗ってもらっている吉田くんの紹介

彼とは昔同じ職場で働いていたことがあります。当時から目の付け所は違っていた様な気がします。この閉鎖的な医療業界において、情報が回ることの大切さをいち早く伝えています。

自分も負けじと頑張ります。

土地が決まったので、現在は建物の設計に入ってますよ。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?